前回までのあらすじ
幽霊と間違われるという稀有な体験をしながらも、なんとか霊山の休憩所まで辿り着き、寝場所にありつくことができました(^^)
しかし、本番はここから。果たして磐梯吾妻スカイラインを越えることができるのか?次のPCに時間内に辿り着けるのか?最後まで走れるのか?
それでは、相馬600後編、行ってみましょー!
第七区間の途中から
休憩所からの再スタート
先客の皆さんは一人また一人と出発して行き、私もinゼリーで補給して3:16 に出発。しめて 55分の滞在でした。ありがとう、霊山パーキング!(^^)
霊山のダウンヒルは寒い
3:51 少しずつ空が明るくなって来ました。さすがにこの標高とこの時間帯のダウンヒルだと、ジレとウインドブレーカー着込んでても少し肌寒いくらい。
でも気温は15度はあるんですよね。PBPでは朝方に5度まで下がると言うから、この装備では全く足りないんだなぁ…と再認識。
伊達橋(の脇)を渡る
4:10 伊達橋まで来ました。もうこの時間はすっかり明るくなってライト要らないですね。ここ、メインの伊達橋が渡れず、左の歩行者用の橋を渡って行くのですが、初見には入り口がわかりにくくて、参加者の方に教えられてなんとかなりました。その節はありがとうございましたm(_ _;)m
第八区間
本日のメインイベント!浄土平までひたすら上ります!
高湯温泉までが厳しくて後は楽になると聞きましたが、21.5kmで1,500mも上るんだからどこも楽では無いですよね(汗)
7年前に小雨の中で通った磐梯吾妻スカイライン、今日はどんな景色を見せてくれるのでしょうか?
いよいよ浄土平への上り
5:37 飯坂温泉駅を出て約13km走り、ついに浄土平への上り口まで来ました!
7年前とは天気も時期も違うので見た感じの景色は異なりますが、この坂、この斜度は身体が覚えてます。長丁場、無理しても最後までもたなければ意味ないので、最初からギアを軽くしてのんびり上って行きます!
5:41 高湯温泉まで6.5km。いざ!
6:15 斜度のキツい区間、一歩一歩踏みしめるように上って行きます。こんな坂をサーっと走っていける方々って本当凄いわ(汗)
旅は道連れ世は情け
6:35 そうこうしていたら、akoさん、鹿沼のあにさんのお二人が上って来ました。
道を譲って先に行かせようと思ったら、「一緒に上りましょう!」と声かけて頂き、お言葉に甘えて同行させてもらいました。一人じゃめげそうな上りでも、皆んなで上ると楽しいものですね、感謝!
7:31 ジリジリ暑くなって来ました。時に、以前来た時はどこかにゲートがあったので、いつ現れるのだろうと思って走ってましたが、後から調べたらとうの昔に廃業してたんですね。月日の流れを感じます(汗)
不動沢橋の上にて
8:15 粛々と黙々とひたむきに上ってます。この左手の辺りが、天狗の庭と呼ばれる所だそうです。確かに、天狗が遊んでそうな所なのだわ。
あれに見えるは吾妻小富士
8:24 標高1,400m!
上りを連続写真で
では、ここからは、連続写真でどうぞ〜。
8:31
8:33
8:35
8:36
8:38
8:39
8:42
8:45
8:48 ん〜っ、いいですねぇ〜。眺めも最高!
8:49 思い起こせば、7年前はこの辺りでバッテリー残2%で、もう駄目かと思ったんですよねぇ…何もかも懐かしい。
第九区間
ここまで上ったらあとは基本的に下り基調です。文字通り、ひと山越えたって感じで一気に楽になりました。…と言っても、道路最高点の前に二度ほど下ってまた上らされるんですけどね(汗)
道路最高点1,622m
いや、実に感慨深い…。7年前に電アシクロスの Brace XL で上った時は、レストハウス直前の九十九折りでバッテリー残が一桁になり、ペダルがグンと重くなってもう駄目かと諦めかけたんですよね。
ギリギリでレストハウスに到着した時の安堵感と言ったら無かったなぁ。凍える身体をレストランのコーヒーで暖め、ゆっくり食事してようやく復活し、なんとかここまで辿り着いたんだっけ。
雪の壁があったあの時と景色は違うけれど、変わらぬ道路最高点1,622mの文字に一人、グッと来ていました。
浄土平からの長い長い下り
9:49 さて、ここからは長い長い下りです。
落車経験以来、少しでも不安な時は速度を落としてゆっくり安全に下るようにしてるので、ここから先はお二人と別れてマイペースで参ります。
浄土平までの上り、ご一緒してくれてありがとうございました!ゴールでまた会いましょう(^^)/
下り切ったら向かい風(^^;
10:40 握力が落ちる程の長い下りを終え、猪苗代を目指します。…が、ここに来て向かい風がひっどい(>_<)。誰も見えないし、道間違えたんじゃないかと不安になりながら風に逆らって走ってました。
第十区間
次のPCまできっかり60km。そんなに時間に余裕があるわけでもないけれど、全体的に下り基調なのでマイペースで走ってけば充分でしょう。
コンビニでアイスコーヒー休憩を取る
13:10 お昼を過ぎてぐんぐん暑くなってきました。木々の中を走るのと違って遮るものが何もないから直射日光でかなり来てます(汗)
一応、首に濡れたタオルを巻いて走ってはいますが、それもすっかり乾いてしまったし、暑さから来る眠気を取る為に、目についたコンビニに入り、アイスコーヒーで涼を取ります。
しかし本当、コンビニがあるってありがたいですね。エアコンの効いた店内で涼めるし、冷たい氷の入ったアイスコーヒーも頂けるしで最高。
休憩時間12分で、再び暑いお外へ行かなければならないのが辛いかな(^^;
第十一区間
PC5 を出て少し行くと上りが始まります。道も細いし斜度もあってそこそこキツいけど、そこを越えたら残りは下りなので気分的にも余裕が出て来ます。
道は続くよどこまでも
15:26 上り切った頃。道細い割に車が結構来るので走り辛かった記憶。
15:30 でもまぁ、過ぎちゃえばあとは下り基調だし、気楽なサイクリングです。
通過チェック6 戸田水辺公園
この時点で貯金は52分。もともと早く着くよりかは時間いっぱい使って走る人なので、余裕含みでちょうどいいくらいですかね。
それにしても、ここの公園、初めて来たけど広々としていいですね〜。いい感じに写真撮れて満足(^^)
第十二区間
ここまで来ればあとは消化試合みたいなものです。距離はあるけど、時間的にも余裕あるので、のんびり走って行きましょう。
ガリガリ君休憩
17:19 時間に余裕があるとなると、ついつい寄り道したくなるのが僕の悪い癖。まぁ、暑い一日でしたし、なんとなくアイスとか食べたいなーってことで目についたコンビニに立ち寄り、ガリガリ君休憩です。
時に、ガリガリ君とか白くまアイスとかって結構食べるのに時間かかるんですよね。約10分の休憩でしたが、ここで休んでる間に何人かの方々がサーっと走って行かれました(^^;
17:48 この時間でもまだまだ明るいですね。日が長いってありがたいのだわ。
再びコンビニ休憩
18:08 約1時間走ったので、再びコンビニで涼を取ります。この辺り、全然お店とか無いので、一つ見逃しちゃうと次がなかなか出て来ないですからねぇ。ここでも 11分ほどのんびりしてました。
ちなみに、走ってる時には、次のポイントまで15km/h換算であとどのくらいかかるか?を考えてることが多いです。よほどの上りで無ければ(山頂ゴールで無ければ)この感覚で大体合いますので。
…で、余裕があるとなるとこうしてコンビニ寄ったり、何か食べに寄ったりして時間を使っちゃうわけです。ギリギリ隊がギリギリになる所以でしょうか?(^^;
夕焼け小焼けで日が暮れて
空の色が赤く染まり始めました。この昼と夜の境目の空が美しいのですよね〜。それでは空の色の変化を連続写真でどうぞ〜(^^)
18:31
18:32
18:39
18:53
18:54
18:57 宇都宮まであと 24km!進行方向が南南東に変わったのでまだ明るく見えますが、右手の方は真っ赤な夕焼け空です。
日は沈み、夜が来る
19:03 日没時刻を過ぎました。ここから一気に暗くなって行きます。
それはそうと、日中の暑さや疲れもあって少しずつ眠気が出て来ました。私の場合は何か色々と考え始めたら要注意。眠気が出て来た証拠なので、口に出して言葉を喋る事で正常性を保ちます。
19:26 真っ暗。もう夜ですねぇ…。R293を走ってますが、ここ交通量も結構あるし上りだしで結構厳しい。
眠気も来てるので、無理せず、ところどころで立ち止まって頭をシャッキリさせながら進みました。安全第一、よーそろー。
19:50 おぉ、見えた!あの美しく輝く緑の光…、あれがゴールの灯だ…。
FINISH ファミリーマート宇都宮徳次郎店
有人受付では無いのですが、数人の参加者がいらっしゃったので、しばらくここで座ってのんびりとお喋りしてました。どこがキツかったーとか、同じ道を走って来た者同士ならではの話がはずみます(^^)
一人、また一人と帰って行く中、余韻を楽しむように最後までこの場に留まってましたが、本当良いブルベだったなぁ…。
皆さんお疲れ様でした!また次のブルベでお会いいたしましょう!(^^)/
今回の走行経路&各種データ
走行経路
宇都宮森林公園を出発して、ぐるんと反時計周りに進んで戻ってくるルートでした。山のマークがいっぱいだ(^^;
高度
浄土平が目立ってますが、その前後も普段なら主役級のアップダウンでしたねー(^^;
気温
平均:25度
最低:15度
最高:40度
GARMINさん読みなので直射日光の影響が強いのですが、確かに暑い二日間でした。
高度&速度
気温&高度
標高の低いところで日中はさすがに暑かったですねー。朝方の霊山からのダウンヒルは気温的にも15〜6度と低く、下りで速度も出るのでジレとウインドブレーカー着てても少し肌寒く感じる位でした。
これを考えると、最低気温5度と言われたら冬用のビブタイツ、グローブ、腹巻きも欲しいでしょうねぇ。
総括
なかなかに厳しいルートではありました。ありましたけど、向かい風さえ無ければ上りが時速4kmとか遅くなっても、充分に下りで取り戻せますね。
下りで稼ぐ…と言っても、力む必要は全く無く安全範囲の速度で下ってけばそれだけで間に合います。
さすがに宿に泊まるだけの余裕は無かったですけど、途中で仮眠を取る計画もうまく行きましたし、それほど無理して眠気と戦うことも無く、最後まで余力を残せた感じです。
走り方は人それぞれだと思いますが、時間をめいっぱい使ってマイペースでのんびり走るのが自分には合ってそうです(^^)
上りの多いこのコース、完走出来て良かったーo(^o^)o