北海道西側半周自転車旅 (7)
岩内の朝は早い
5:21 物音がして目が覚めたのは日の出前。いつもは人が来る前に出発するのだけど、ここの朝は早いですね。慌てて起きて撤収ー!
5:45 最短距離で行くならまっすぐ余市ですが、積丹半島に行くべく R229 で西に。
5:53 堀株川を渡ります。青空と白い雲が映り込んだ水面が美しい(^^)。昨日の雨が嘘のようですね。
泊村
キス熊岩
7:55 神恵内村のビュースポット。いまいち熊には見えないですが、夕陽でシルエットになった姿がとても綺麗なんだとか(^^)
澤口の滝
7:56 そのすぐ近くにあるのがこちらの滝。今はあちこちコンクリで固められてますが、かつてはしっかりした滝だったんでしょう。
道の駅オスコイ!かもえない
ここ、はっきりと道の駅ってわかる表記が無くて端の方で撮影したんですが、この道の駅には表記がどうとかより、ここだっていう目印があります。それがこちら!
ヒェー(汗)。流木で作られたものですけど、ずっと外のベンチにこうして座ってるんですよぉ。これ、暗い中で出会ったら絶対泣くやつだ(T-T)
この道の駅を出るとすぐ長〜いトンネル、大森トンネルに入ります。覚悟を決めて、いざ!
珊内村
8:45 トンネルを抜けるとそこは珊内村だった。
積丹町
9:32 神岬トンネルへを越え、
9:37 神威岬トンネルへを越え、
9:58 そして、洒落にならないような坂を上って神威岬自然公園に到着!ヒーヒー言いながらやっと上りました(汗)
神威岬へのアプローチ
念仏トンネルビューポイント
すれ違うのがぎりぎりな狭い道を通り、ようやくここまで来ました。奥の方に見える岩にトンネルがあるの見えるでしょうか。あれが念仏トンネルです。後から調べて、色々感じるものがありました。
チャレンカの小道
細い道が神威岬までずっと続いていているのが見えます。チャレンカとは、義経を追ってここまで来て最後には身を投げ岩と化したという伝説の娘の名です。神威岬が女人禁制であったのはこれに由来するのだとか。
神威岩
神威岬、そのすぐ先にある神威岩。写真だと小さく見えるけど、高さは41mもあるのだとか。絶景だ…。
積丹ブルーの海、空、神威岩…。もう言葉を失ってただただ眺めていました。ここまで来て良かった…。
積丹半島を下り、次へ進む
神威岬をたっぷり味わったので戻ります。来る時はあれほど長く感じたのに、戻る時はあっという間。
11:40 曲がり角。余市に行くならR229 の通りに右に行くのですが、積丹岬に行きたいですよねー。…ってことで、まっすぐ道道913号に行きます。
積丹半島は様々な岩、巨石がたくさんあると言いますが、本当こんなのがゴロゴロあり圧倒されます。
清水の舞台から飛び降りて…
11:50 ところで、この辺りはウニが美味しいんですってね。ウニかぁ…、ウニいいよなぁ…ウニ。そんな事を考えながら走ってたらお店を発見。ついつい待ち行列に名前を書いてしまいました(^^;
ドドーン!はい、ウニ丼!赤ウニですっ(^o^)
(一口、二口、三口…)ほわぁぁ…言葉が出ない…。ウニってこんなに美味しいものだったんだ…。喉を通って行く感触が、すーっと抜ける爽やかな香りが心地良過ぎる…。幸せな時間、ご馳走様でした。
…ちなみに支払いは現金のみ。お会計でまざまざと現実を見せられて、まさしく清水の舞台から飛び降りて複雑骨折した気分でした(汗)
島武意海岸へ
お財布はかなり軽くなりましたがお口の中は幸せ(^^;。この幸せな気分のままに積丹岬に向かいます。
13:24 …ゼェ…ゼェ…、いや、ちょっと待てと。道道913号からちょっと入れば島武意海岸かと思ったら、神威岬への上りよりも遙かにキツい上り坂(ToT)
ギアめいっぱい軽くして、更にダンシングでようやく、ようやく登って来ました。すれ違う車も着いた駐車場にいた方々も、なぜこんなとこに自転車が?とギョッとした顔でこっち見てました(汗)
で、駐車場から道を渡って反対側にあるのが、この「積丹岬入口」。では、左にある「島武意海岸トンネル入口」を通って進みます。
暗く、灯りも無い小さなトンネルを潜り抜けると、そこに広がるのは積丹岬の景色!結構歩かされるのかと思ったらすぐにこんな景色が広がってて嬉しいね(^o^)
日本の渚百選ですよ、くぅ〜、いい眺め!あれ、でもそこにある階段は何?あれ、ここを下って行かないと島武意海岸までは行けないと?
下りて下りて、更に下りて、
13:40 ついに島武意海岸まで下り切りましたー!やー、ここまで13分もかかった(汗)
振り返ってみると、あんな高いところから下りて来たんですね(^^;
そこそこ歩かされるけど、積丹半島、サイコーです!(^o^)
14:01 再びあの長い道を上って戻って参りました!暑いしそこそこ疲れたのでソフトクリーム休憩(^^)。観光地だけあって大変賑わってたな〜。
積丹半島から余市方面へ
14:14 積丹岬から再びあの激坂を下って、道道913号に復帰。東に進みます。
15:14 道道913号からR229 へ。しばらく海から離れて山の中のルートを走ってます。暑いので、ところどころ木々の日陰に入れるのが嬉しい。
15:28 積丹町のセイコーマートで一休み。さすがに暑くて暑くて(汗)。ちょうどここで同じように走ってる方とご一緒になり少し立ち話。次の町で良さそうな日帰り温泉があるから寄ってくとのこと。
美国付近の海。途中、先ほどの方の自転車を見かけたのだけど、いつの間にか見えなくなってましたね。温泉行かれたんだろうなぁ(^^)
16:02 古平町に入りました。この辺りで宿を取るのもいいかなぁと思いつつ、まだまだ明るいし先へ進みます。
セタカムイ岩
17:12 余市町に入りました。夕方になって少しずつ涼しくなってきましたね。
道の駅スペースアップル余市
17:21 少し日が傾いてきた頃、道の駅スペースアップル余市に到着しました。なんでスペース?と思っていたら、日本人宇宙飛行士の毛利さんの出身地で、且つ、りんごが名産だからスペースアップルなんだとか。
バイク旅の大先輩と出会う
ここで、バイクで旅をしてるという方から話しかけられてアップルパイ食べながらお話してました。聞いたら親と同じくらいの年齢の方で、明日の午後に小樽で人と会う約束があるんだけど、まだまだ時間もあるから、今晩は余市でテント張って休んでくことにしたんだ…とのこと。
日没までまだ一時間はあるので、このまま小樽まで行くかどうか悩んでると話したら、小樽は大きな街だからテント張れるちょうど良いとこ無いので、ここら辺が治安も良くていいよと。あぁ、それじゃ私も今晩はここにしようかな。
そうとなったら温泉行きたいですよね。近くの日帰り温泉を教えてもらったのでまずはお風呂!その後は溜まった洗濯物を洗って、暗くなってからまたここに戻ってきます(^^)
宇宙の湯余市川温泉
18:43 近くに幾つか日帰り温泉があったのだけど、私はこちらの宇宙の湯余市川温泉さんに来てみました。建物の上にスペースシャトルがあるとこ。ここも、毛利さんゆかりの温泉なんですね。地元の方の多い昔ながらの温泉でした。
人の情けが染みる夜
温泉でさっぱりした後は、街中のコインランドリーへ。結構遅い時間になっちゃったので、近くのセブンイレブンでシーフードヌードルで夕食を。この時間になると温かい物が美味しいね(^^)
自転車の脇で食べてたら、すぐ傍の家の方が話しかけてきて、しばらく旅のお話を。フェリーで苫小牧まで来て、海岸線沿いをぐるっと時計回りに走って宗谷岬まで行くんだ…と話すと、大層喜んでくれて、テント張るのに良さそうな場所とか色々と教えてもらいました。
「ちょっと待ってて」と一旦戻ってまた出てきたと思ったら手にはゆでたとうきびが。「少し塩っぱいかも知れんけど…」と。あぁ、嬉しいですねぇ。ありがたく頂いたとうきび、とても美味しかったです(^^、)
再び道の駅に戻って就寝
道の駅に戻ったのは 23時をまわってたかな。バイクの方も既に休まれてたので、少し離れたところに静かに設営して横になりました。
今日はいろんな人と出会って話して楽しい一日だったなぁ。あぁ、やはり旅はいい…。それでは、お休みなさい。
to be continued...
本日の走行経路