トラップの音楽と自転車ブログ

多分、自転車ネタ中心に、時折音楽の話とか。

2022BRM625宮城600盛岡・龍飛岬 DNF記

2022BRM625宮城600盛岡・龍飛岬DNF記

前書き

のっけから DNF の三文字が痛いところですが、去る 6/25 に参加した600kmブルベのお話を。

計画編


ルートは、盛岡を出発して時計回りに龍飛岬まで行ってぐるっと周ってくるというもの。

600kmとなると制限時間は40時間。いつも時間ギリギリで走ってる私では、途中で仮眠しないとまず倒れます(文字通り睡魔に勝てずに道端に倒れます)。

普段は350km位の地点で宿を取るのですが、宿があるのは300km地点の今別か、360km地点の青森市内のどちらか。

悩ましいところですが、到着時刻が読めないので宿は取らず、道の駅仮眠か青森市内まで降りてからネカフェなりで休む事としました。

天候はどうも出だしから雨で、その後に強風というあまり嬉しく無い感じ。とりあえず、最初からレインウェア装備ですねぇ。暑くないといいんだけど…。

前日移動編

映画鑑賞からスタート


金曜日で新しい入場特典に変わるので、ブルベ前に映画館へ(^^;


(数時間後)

ずっと売り切れ状態だった豪華版パンフレットも手に入ったし、入場特典もGET出来たしで私的に満足。今回のミッション達成っ!(^o^)

ちなみに自転車ですが、仙台駅2Fにクロネコヤマトの宅急便がありまして、そこで一日 800円で荷物を預かってもらえます。9:00〜18:00までと時間は限られますが便利ですのでおすすめ(^^)b

新幹線で高速移動〜

映画を観てからの出発なので、今回は珍しく新幹線移動で(^^;。高いけどやっぱ楽だわ。

盛岡のお宿にて

前回宿泊した盛岡ニューシティホテルさんにチェックイン。自転車の出し入れも楽だし、盛岡来るなら宿はここで決まりですね〜。

夕食は冷麺で


前回来た時に食べた盛楼閣の冷麺が忘れられず、再び行って参りました。大盛りで頼んだけど、全然ペロリと食べれちゃいます。駅前の便利な位置にあるし、盛岡来たらおススメだよ!

更にカロリー補給


明日は 600km の長丁場になるので、いくらカロリー摂取しても足りないくらい。補給食買い出しのついでに夜食のコンビニ飯を追加。うまうま(^^)

食べてすぐ寝ると牛になると言うけど、牛になってもいいので寝ます。お休みなさーい。

当日ブルベ編

起床・朝食


今回、出発時刻は 4:00 / 5:00 / 6:00 の3つから選べました。

雨雲の具合を見て出発時刻を調整するつもりだったのですが、なんやかやで3時前に目が覚めたのと、早く出ても遅く出てもどっちにしても降られそうだしで、早く行くことに。

昨晩買っておいたカレーめしで朝食を取り、レインウェアを着込み、レインシューズカバーを装着していざ出発!

START セブンイレブン岡本宮3丁目店


スタート地点に着いたのは 3:50頃だったかな。N2BRMではあるけれど、4時出発組の皆さんが集まってて和気あいあいとして良い雰囲気(^^)

雨もほとんど降ってないし、これはもしかしたらいい感じかな?レシートをGETして、4時になったところで出発〜。

朝のライドは気持ちいい


4時をちょっと過ぎると次第に明るくなって来ました。早朝で車も少ないし、この時間に走り始めたの正解だったかも。

途中からパラパラと


最初はレインウェア来てくるまでも無かったなぁ…少し暑いなぁ…とか思ってたのに、4時半頃からパラッパラッと雨が。あぁぁ…、やっぱり雨は回避できなかったか。


しかし、早朝で車が少ないとは言っても、時折走っては来るものです。狭い道なので、後ろにトラックとか来たら路側帯に避けて先に通すようにしてました。

道の駅雫石あねっこの手前で、、


道の駅雫石あねっこまであと少しのところ、時刻にして 5:10 頃。全ての車を先に行かせて、後方安全確認後に車道に戻ろうとしたところで、白線にぴったり沿った段差にひっかかり落車…。

自分でも何が起きたかわからないくらい。感覚的にはいきなり前輪を掴まれて真横に倒されたような感じ。ビンディング外す間も無く倒れ、ズザザザザ…と。

平地でスピードも出してなく周りに何もいない状況でそれ以上の被害は無かったものの、ミラーは飛ぶわライトは飛ぶわで結構な衝撃。

チェーンをかけ直すのに手間取ったのを除けば大きな異常はなさそうだけど、この右肩の痛みは…。

立て直して再発進


痛いは痛いけれど、とりあえず腕は動くし肩も上がる(少なくともこの時点では肩も回った)。車体も走るのに支障は無さそう。

3分のタイムロスで再びサドルにまたがり、通過チェック1 を目指した。

次第に肩の動きが悪くなる

走り出してしばらくの間は回せてた右肩だけど、だんだんと上がらなくなって来た…。痛みの具合はいつぞやの左肩と似ているし、これは右の鎖骨をやってしまったかも…。

ここから通過チェックまではまだある。路面の状態も天候も良くないし、とにかく気をつけて進まなきゃ…。


田沢湖まで 11km。目的地の案内が出てくると元気出ます。

仙岩トンネル


なが〜いながい仙岩トンネルです。ここを抜けて行けばようやく秋田県突入だ!


ちなみにトンネル内は結構明るいです。ただ狭いのと路面がちょっと恐いのでここは慎重に慎重に行きます。

秋田県に入った!


肩が気になって走ってる最中は全く気付いてませんでしたが、5:51 秋田県仙北市に到達した模様。動画撮影してると後から確認できるのがありがたい。


トンネルてんこもりの国道46号

秋田県に入ってからはトンネルのオンパレード。







最初のトンネルは明るかったけど、他はほぼご覧のように真っ暗。もう少し照明あってもバチは当たらないと思うんだけどなぁ…。

木橋


木橋を渡ります。橋の上は横風にヒヤッとさせられますね(汗)

続くトンネルも暗い









秋田県に入ってから雨も強くなりました。遠くとかすっかり真っ白だし。レインウェア着込んで来て良かったーと思った瞬間。





田沢湖へはもうすぐ


田沢湖への曲がり角までもうすぐ。通過チェックももうすぐ!

Chk1 ローソン田沢湖生保内店


42.9km地点 想定close 7:09
到着時刻: 6:10
区間距離: 42.9km
所用時間: 2h10m
グロス平均: 19.8km/h

かくして、雨の中、ようやっと辿り着きましたー。

先に着いていた方々に、途中で落車した…と話すと、お一人が診てくれて、折れてはいなさそうだけど…腫れがあるとまずいかもと。

とりあえず皆さんには御礼ともうしばらくここにいて考える旨を話してお別れをします。

(すーさんから頂いたロキソニン、その後帰り道で大変役立ちましたm(_ _)m)

その後しばらく店内で休んでましたが、段々と痛みが増して来て右肩が上がらなくなってきた為、ここで DNF を決めました。

田沢湖駅にて

チェック1から田沢湖駅まではあっという間。

今にして思えば、この撤退しやすいポイントで DNF 判断したのは正解だったと思う。もしも先に進んでたら大変だったろうなぁ…。

駅舎に入って輪行準備をしましたが、右腕に力が入らないのでいつもの倍以上の時間がかかる。フーフー言いながらやっとの思いでパッキング。


この路線は本数が少ないので、急いで階段を渡り盛岡行きのホームへ。なんとか 6:53 のに間に合った。

雫石駅にて

さっきまで走って来た道を戻るように電車は走ります。

雫石駅での停車時間にホテルに連絡しましたが、明日の予約キャンセルも、預けていた荷物の自宅への発送も快く対応頂けて助かりました。盛岡ニューシティホテルさん、いいところです。感謝!

盛岡駅にて

盛岡まで戻って来れました。右肩が駄目なので荷物運ぶのも一苦労。

色々とガッカリしながら新幹線乗り換えの為にトボトボとホームを歩いていたら、目の前にSLが!


おぉぉ、高まるーーー!


ついつい、怪我を忘れて写真撮影を。


いいねー!


いいですねーー!


DNFした事とか忘れて一人はしゃいでました(^^;;

ちなみに、はしゃいで撮影してたら、田沢湖から盛岡までの切符を失くしてしまい、窓口で精算する羽目になりました(汗)←はしゃぎ過ぎなんだよ!

その後

新幹線で仙台まで帰り、ささっと自宅へ。すぐさま馴染みの整形外科に向かい診察を受けました。

怪我の具合は思ったとおり右の鎖骨で、端っこの方にぐるりと2/3ほどヒビが入っている状態でした。完全に折れてはいないけれど、折れる二歩手前くらい。

骨のズレもなく手術不要で、安静にして全治一ヶ月との診断。7月いっぱいは自転車も乗れないけれど、この程度で済んで良かった…。ほんと、無理せずにあの場で撤退判断して良かったと思います。

今回の走行経路


盛岡を出て、第一チェックポイントまでのわずか 42km でした。

総括

落車の原因は、1.スピードの出し過ぎ、2.慢心・過信、3.路面 にあると言いますが、今回は 1,2 では無かったのは良かったかな。

不注意は不注意だけど、ミラー確認、振り向き確認もして見える範囲に全く車のいない状況でしたし。

強いて言えば、もうワンステップ、車線変更時に路面をよく確認すべきだったとは思います。思いますが…そこだけ陥没したような段差はやめてーー(T-T)

路側帯は砂やゴミも溜まりやすいし、路面が荒れてたり穴があったり溝があったりするので、寄らない方がいいという事を強く強く再認識しましたとさ。

後日談


無事だと思ってたリヤディレイラー。後からみたらがっつり路面で擦った傷がついてましたorz

もっとも、右側への転倒の割に、ディレイラー本体はもとよりハンガーも壊れなかったのは驚きです。シャドーデザインは伊達では無かったようです。