トラップの音楽と自転車ブログ

多分、自転車ネタ中心に、時折音楽の話とか。

金沢〜青森 日本海自転車野宿旅10日目(後編)

竜泊ラインを越えて行け!

竜泊ライン、それは龍飛崎から小泊まで約19.5kmの国道339号線の通称。車やバイクにとっては、信号も無く爽快に走れる道なのだろうが、がっつり荷物を積んだ自転車にとっては大いなる障壁。本日のメインイベント竜泊ラインへ、いざ行かん!

国道339号を北上す

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13:36 国道339号を北上。十三湖を過ぎて少し行ったところ。この辺りはまだ平地。

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13:50 北津軽郡中泊町小泊に入ったよ!

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あぁ、この眺めがいいですねぇ(^^)

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ふり返ってパシャリ。思えば遠くへ来たもんだ。

さて、これから厳しい登りに入るので、その前に休憩と補給をしたいのだけど…、この辺りはほとんど休めるお店が…にゃい(>_<)

ラスト・ファミリーマート

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14:03 困ったなぁ…と思いながら走ってると知人から情報が。ふむふむ、この先のファミマでコンビニは最後とな?危ない危ない、通り過ぎる前で助かった(汗)

ほどなくして最後のコンビニ、ラスト・ファミリーマートを発見。雨宿りも兼ねて、ここでがっつり補給と休憩して行きます。

道の駅こどまり

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15:18 ファミマを出てしばらく進んだところ。もう一つ教えてもらったポイントが、道の駅こどまり。ここが本当に最後の最後の休憩ポイント。

テントサイトもあるそうなので最悪時はここで寝ていけるけど、逆に言えば、ここを出たら後は否が応でも山を越えるしかないという事ですね(汗)

竜泊ラインに突入

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いよいよ竜泊ラインです!

今日は既に結構登った気がするんだけど、どうやらこの先のリハにもならないレベルだった模様(汗)

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15:32 さぁ明るい内に先へ進もう。本格的な登りに入る前のわずかな平坦。嵐の前の静けさ。

地獄の竜泊ライン

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15:46 キタキター!ついに本格的な竜泊ラインの登りだ!なんか上の方まで道路が見えるんですけど、九十九折になってるんですけど、あれ登るんだよね?(汗)

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15:55 ヒェー、初っ端からキツいんですけど(汗)。ここって斜度10%超えがデフォですかぁ?


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九十九折のカーブのタイミングで足を止め、景色を撮影しながら登って行きます(汗)

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15:58 この風景を直にこの目で見れる喜びと、キツい斜度のせつなさと(^^;


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16:01 下方に目を向けると、さっき走って来た道が見える。こんなとこ登って来たんだ…。


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16:09 一回転、一回転、ペダルを回す度に山の見え方が変わってく。

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16:11 交通量はさほど無いけど、時たますれ違う車のドライバーのギョッとした視線が熱い。そりゃギョッとするよね、こんなとこ自転車で登ってるんだから(^^;

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16:13 海と山を堪能できるルートだとは聞いてたけど、本当いい景色だなぁ(ぜぇぜぇ)

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16:19 心なしか、雲が低くなったような気が。

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16:32 いや、違うか、雲に近づいて行ってるのか。

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16:40 竜飛まで、あと 10km。あれ?さっきまで青空だったのにだんだん周りが白いものに包まれて来た。


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16:51 あれぇ…、これってもしかして雲の中とか?

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16:56 もう既に遠くが見えなくなってます(>_<)。ヘッドライトにテールライトのスイッチON!

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16:58 あと 400m で最高地点の展望台、眺瞰台だぁー。気合い入れろーっ!オーっ!

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17:03 眺瞰台に着いたよっ!!着いたんだけど…。

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やはりと言うか何と言うか、残念ながら視界は真っ白(/_<)。どんな眺めになるか楽しみにしてたのになぁ。

さぁ、ダウンヒルを始めようか

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17:06 眺瞰台を出てもうちょっと登ったところ。道路的にはこの辺りが最高点かな?ここから一気に下ってくよ!

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17:15 山を越えて向こう側の海が見えて来た!下り始めるとあっという間に進むねー。それよか気温18度で更に下りでスピード上がるから涼しいの通り越して寒いくらい。お盆時期でこれなんだから、寒い時期に走る方は要注意だよ。

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17:19 ほぼ下り終わったところ。あれほど苦労して登ったのに、下り始めたら一瞬で終わってしまうのってなんかずるくない?(^^;

もっとも、これ以上下ってたのでは身体が冷えて困るというのも事実。あぁ、熱いコーヒーが恋しい(汗)

道の駅みんまやへ

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17:24 標識の案内に従って坂を下って、道の駅みんまや龍飛岬に到着!

…したのはいいけど、あれ?ここで合ってる?人も車もいないし、風は強いわ、猿に注意とあるわで、ここで寝るのすんごく厳しそうなんですけど(呆然)

すぐ暗くなって来るだろうし、とりあえずこの周辺でササっと行けそうなところへ走ってみる!

迷い迷って下に降り、階段国道(下側)へ

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17:48 道の駅みんまや駐車場を出て上ったら、結構な斜度の坂を降りて海沿いのエリアへ出た。

観光案内所とかいろいろあるのはあるけど、どこも閉まってる感じ(汗)。ネットで地図と情報調べて、ようやく見つけたのが階段国道(下側)の入り口。

噂には聞いてたけど、噂以上と言うか、人様の家の脇を通って来る位置でバイクはおろか自転車も無理という凄まじさ。写真撮るのが精一杯なのですね(汗)

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17:52 さて、階段国道は自転車では登れないので、さっき降りて来た斜度のキツい坂を登らねばなりません(>_<)

…と、その前にこの辺りでの記念撮影を。竜飛岬観光案内所付近にてパシャリ。

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竜飛崎の海。あ、ちなみに、竜と書いたり龍と書いたりしてるのは表記が変わったからだそうで、一応そこに書かれてる文字に合わせるようにしてるつもりです(ところどころ間違ってるかも知れないけど、一応)


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18:03 階段国道(上)に行く為に、先ほど降りて来たばかりの坂を登ります。斜度何%だろ?キツい(>_<)

津軽国定公園 龍飛崎

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18:11 登り切って、国定公園 龍飛崎。風の岬 龍飛崎とはよく言ったもの。

津軽海峡冬景色 歌謡碑

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18:11 聞き覚えのある音楽が流れて来たと思ったら、津軽海峡冬景色の歌謡碑なんですね。カップルらしき方々が記念写真撮ってました。

えぇ、私はソロだから自転車の記念写真ですよーだ。

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18:12 帯島を眺める。

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眼下に広がる風景が良いですねぇ。

階段国道(上)

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18:15 お次は、階段国道の上側の入り口へ!

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18:16 あらためて思うけど、何を間違って階段を国道にしちゃったのかねぇ(^^;

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18:25 それでは、階段国道を徒歩で下ってみます!

時に、最初の方は自転車くらいなら押して行けそうな感じね。紫陽花が咲きまくってるから実際には厳しいけど。

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下りて行く途中でちょっと開けたところが。公民館か何かなのかな?

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ここからの眺めもいいですね〜。そうそう、入り口のとこで階段国道に来た記念のスタンプ押せるよ(^^)

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更に下って、この先を曲がって下りると、先ほどの階段国道(下)に着くわけです。

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下りきったらまた上らねばならないのがあれですが、夕焼けに染まってく景色を眺めながらの階段国道を歩けたのは実に良かった!

龍飛崎灯台駐車場

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18:43 さて、階段国道(上)入り口に戻って来たのだけど、もう少し先にも何やら上に登ってく道が。

どうやら灯台に行けるようなので登ってみたら、わーお!ちょうど夕焼けで最高の眺め(^o^)

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18:47 刻々と変化する空の色。この時間帯だからこその美しさに目を奪われます(^o^)

龍飛崎灯台

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右下の方を見ると、先ほどの歌謡碑や近くのホテルが見えます。観光案内所は真ん中の下の方かな?こんなに高低差があるのか(汗)

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端っこの展望台まで来ました。

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海の向こうに見えてるのは北海道。こうして見るとすぐそこなんだなぁ。

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灯台での夕焼けを堪能した後は、下に降りて今夜の寝床探し。あれだったら近くのホテルにでもと思ったものの、空き部屋は無いようだし、レストランも本日は営業して無いとか。

とにかく風が強いので下手なところにはテント立てられません。あちこち回って、最終的に再び灯台の駐車場へ戻り、ここで一夜を明かす事としました。

本日の走行

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距離的には 97km位ですが、最後の19km 竜泊ラインがキツかったですね(汗)

何はともあれ、ここ龍飛崎が今回の旅の最北端点。テントの中が蒸し風呂だった能登半島から、シュラフを掛け布団にしないと寒い龍飛崎まで、よく走って来たもんです。旅の最後の夜。感慨に耽りながら…お休みなさい。