トラップの音楽と自転車ブログ

多分、自転車ネタ中心に、時折音楽の話とか。

小倉〜金沢 日本海の旅 (6)


道の駅 北条公園で迎えた朝。設備はあまり無く、どちらかと言うと広い駐車場みたいな場所なので、食事は先のコンビニで摂ることとし、昨日行けなかった温泉にも行こうと、6時前に出発!しかし、これが後のミスに繋がるのだった(汗)




調べてみたら、表の道9号線はバイパスみたいなもので店が無い模様。一本陸地側の通りはコンビニも多いのでこちらを通る。なぜかLAWSONが何軒もあるのだけど、考えた末に +ポプラ の方へ。炊きたてホッカホカのご飯に、注文受けてからここで揚げるとり唐揚げが超絶うまかった〜〜(ToT)。生きてるって食べることだと実感し、涙ぐんだ。受け継ぐ生命の一粒足りとも無駄にしないよう頂きますっ!



LAWSON+ポプラと、とり唐揚げ弁当に感謝して出発!昨日までとは打って変わったいい天気で、すっごく幸せ気分(^^)






お腹も膨れて暖かいと、こんなにも幸せになれるのね〜。世界が輝いて見えます(^^)。さぁ、再び9号線に入り、北上だ!






昨日泊まろうと目星をつけてたキャンプ場のわき付近を通りすぎる。入り口は公園と隣接なのかな?見つけられなかった。夜に来なくて正解だったかも。それにしても綺麗なところだな〜。



「亀石」とかんばんか看板があったので止まって撮影。あ、確かに自ら首を出してる亀みたい。何やら、神様と一緒に来て、待ってろと言われたまま置いてけぼりされて住み着いた・・という伝説とのこと。神様、ひどいな(^^;



潮風の丘とまり という看板と恐竜が目についた。恐竜博物館とかあるのかな?






青谷町から気高町浜村へ。

見渡す限りの日本海。これはぜひ自分の目で見て欲しいなぁ〜。日本海、こんな景色がゴロゴロです!












瀬戸内や太平洋側の海も見てきましたけど、日本海はまた違って海の色が綺麗なんですよね。ずっと見てても飽きないな。






神話の地 白兎海岸(^^)。ここが、あの大黒様で有名な因幡の白兎なんですねー。神社まで行く時間は無かったけど、ここの景色も本当綺麗でいいわ〜。、



そしてお次は、鳥取砂丘コナン空港だ!(すっかり観光してるw)

鳥取空港、キターーー!














休みだけあって、コナン目当てのお客さんもたくさん来てました。まさか、ここでも聖地巡礼するとは思わなんだ(^^;



空港を出た後は、鳥取砂丘にゴー!



最初は入口で写真撮ったら先に進もうと思ってたんだけど、ここまで来たら向こうまで行ってみたくありませんこと?そんなわけで行ってみました!それでは鳥取砂丘の写真をどーぞー!


























行ってみてわかりましたが、ところどころ緑はあるんですよね。周りには木も生えてるし。向こうの丘の方まで行くと海だってある。なのに、こんなに広い砂、砂、砂。確かに普段見慣れない風景でした。



歩いて疲れたので、変わったたい焼きをGET。両面で絵柄が違うんですよ。「これ食べて旅を安全になー」とは店のおっちゃんの言葉。ありがたく頂きました(^^)

鳥取砂丘を出発して、ぐるんと回って途中で少し砂場に入れて撮影。自転車は砂場はよう走れん事を実感(^^;






さて・・、砂場を歩き回った事もあり、昨晩お風呂に入れなかった事もありで、どうしても温泉に入りたくて、そのまま9号線を進んで行きました!

はい、今回お世話になったのは、岩井温泉の岩井屋さん!旅館の方もとても感じが良かったし、内装も綺麗で、お風呂も気持ちいいんだわ〜。部屋に空きがあるなら、このままここに泊まりたかったくらい!いいお湯でした!ありがとう(^o^)



坂道を登って登って、そしてたどり着いた蒲生トンネル。このトンネルを抜ければ、京都府から兵庫県入り!ヒャッホー!

さて、トンネルを抜けたらどっちに行けばいいんだろ。温泉に寄るために内陸寄りに走って来ちゃったからなぁ。このまま内陸を進むのもありだけど、できれば本来の計画通り、海岸沿いの今子浦キャンプ場に行きたいしなぁ・・と悩んで、自転車NAVIを起動。ふむふむ、県道549号線を登って、県道550号線を下って県道4号線を行くのが推奨ルートね、じゃ、行ってみましょ。


549号線を登り始めて何か違うとは感じてたんだ。みるみる内に景色が変わり、どう考えても推奨とは言えない峠ルート。それも結構キツイ登り坂。道は次第に狭くなり、次第に陽は落ちてくるし、ちょっとマズイぞと。



登ってたら、小型車に乗った地元の方が後ろからやってきて、私に話しかけて来た。こちらは止まると登れなくなりそうなのでゆっくりゆっくり登るんだけど、その方がゆっくり並走しながら語るには・・。
「どこまで行くんだい?ここは正規の道じゃないから、〇〇に行くんなら引き返して回った方がいいよ」と。
今にして思えば、その助言通りにすべきだった・・でも、その時の自分は「・・そうは言っても、ここまで登っちゃったし、(そもそも言われてる土地名がわからないから)、道があるならこのまま行ってみます」と進んでしまったのだった。
あぁ、後悔先に立たず。
その方は少し先まで進んで、Uターンして戻って行ったのだけど、それも考えたら助言通り引き返すべきだったのだ。

ここから先、とても写真撮る余裕が無かったので文章で書くと、549号線まではまだ良かった。厳しい登り坂ではあるし道も細くはなったけど、ちゃんとした舗装路だったし。
しかし、その先の550号線がいけなかった。まずもって「冬季閉鎖」の道である事。そして、入り口から既に路面に枯葉やら何やら草木がたくさん落ちていて、一言で言うと「走りたくない道」だという事。
それは先に進めば進むほどに顕著になって行く。一応は舗装路のはずだけど、わだちはひどいし、ガードレールも無い。少しでも横に滑ったらそのまま森の中に転がり兼ねない。
フルブレーキで歩くようにソロソロと進んで行くが、正直怖い。もうここは人間の世界じゃない、野生の動物の住処だ。ここで動物避けに初めてスピーカーで激しめの音楽を鳴らしながら走ったのだが、それでも怖い。
少し舗装路が良くなりホッとしたが、それも間違いだった。ふと左斜め前を見ると、タヌキみたいなアライグマみたいなのが見えた。ソッと通り過ぎようとしたら、ソレは「ブォォォー!」とこっちに突っ込んで来た。猪の子供だ(T-T)
たまたま、自転車の進行とクロスしないコースで突っ込んで来たので、こちらもそのまま走り去っので何事も無かったが、あんなちっこいのでも凄まじく怖かった・・。




木々が生い茂り、枯葉等で荒れた道をとにかく進み、下界に降りた時の安心感は言葉では表せない。橋でも何でも、人の手がかかった物がそこにあるというこの安心感。あぁ、生きて無事に降りて来れて良かった・・(涙)

疲れ果てて走ってたところに見えたのは、「道の駅 あゆの里 矢田川」の文字!ここで道の駅は嬉し過ぎる!!速攻で立ち寄る事を決意!

道の駅 あゆの里 矢田川さん。走って入って来たら、テントサイトがあって、常連と思しき方々がチェアーに座って談笑中。私がスーッと走って行ったらすんごく気さくに声をかけてくれて、皆さんでお出迎えしてもらって、何て言うか、涙が滲むほどに嬉しかった。あぁ、僕にはまだ帰れるところがあるんだ。生きてて良かった、ララァ・・。
この時はまだ知らなかったけど、こちらの駅長さんはとても有名な名物駅長さん(しかも若い!)で、写真の背景に写ってくれました(^^)



テントはフリーサイトで一晩500円。有料で公式に泊まれるのだから、いつもみたく夜中にコソッと建てて朝早く逃げるように撤収する必要が無いのが嬉しい!



裏手に綺麗な川があって、景色はいいし、自然満喫で、ここの道の駅サイッコー!!
常連の皆さんとお話したら、皆さん、名物駅長とこの環境が好きで集まってくるのだとか。平成最後の日から連泊されてる方も居て、和気あいあいとした素敵な場所!
仙台からはなかなか来れないけど、ぜひ行ってみて欲しい、すてきな道の駅です!!

夜8時までレストラン営業もされてて本当にありがたい。鮎の塩焼きが気になるけど、この夜はあったかい味噌ラーメンを頂きました。あぁ、生きてるって美味しい(^^)



しかし、迷ってたまたま偶然に泊まることになったこの日に、道の駅の話を描いてる、つだ先生が来られるというのは何たる奇縁でしょう。常連の皆さんに交じって、サインしてもらいました(^^)
名物駅長さん、常連の皆さん、つだ先生方々、旅は人との出会いでもあるのですねぇ(しみじみ)



かくして、予定とは違ったルートになり、怖いところもありましたが、終わりよければ全て良し!いい一日になりました(^^)