トラップの音楽と自転車ブログ

多分、自転車ネタ中心に、時折音楽の話とか。

2022BRM423宇都宮1000八戸 走行記 (前編)

2022BRM423宇都宮1000八戸 走行記 (前編)

プロローグ

来年のPBPを目指すには国内で1,000kmオーバーは楽に完走できなくてはならない…という事で、今年のGWはいつもの自転車旅ではなく1,000kmブルベ二つにチャレンジする事にしました。

まずは第一弾としてAJ宇都宮さんの八戸1000なのですが、なにしろ自身初の1,000kmなので何もかもが不安だらけ。

とにかく夜はちゃんと眠ること、バテないようによく食べること、身体に無理をかけない事を念頭に行ってみます。

準備編

走行・宿泊計画

まずは、キューシートとルート情報を確認。制限時間75時間なので、念のために初日、2日目、3日目と、宿で睡眠休憩を取ることとしました。

これは、モバイルバッテリーとライトを充電する目的と、夜中は眠気と冷えが心配なので、夜中から明け方までは休むのが得策だろうと思ったからです。

また、初日220km付近で早坂峠という事を考えると、出来ればあまり暗くなる前に下ってしまいたいところ。そこで、八戸出発は朝4:00とし、2日目は鶴岡、3日目は新白河で泊まることとしました。

ただ、初日の動きはちょっと読めないので、第一候補として水沢のネカフェ、第二候補として道の駅平泉の24h休憩室での仮眠の2パターンを考えておきます。

服装

東北のGWは油断ならない…。流石に4月上旬のようにマイナス5度とまでは行かないにしても、初日の夜は2度くらいまで下がると言うし、真夜中も走るブルベでは防寒対策は必須。

しかし、後半は日中25度位まで行くという予報なので単純に冬装備にしたのでは暑くて倒れる。そこで今回は寒暖差に対応できるよう、こんな構成にしてみました。

着替えはインナーとソックスのみとし、その他は着のみ着のままで行きます。雨はさほど無さそうだし、ジオラインだから3日位は着っぱなしでも臭くならず耐えられるだろうという考えです。ソックスだけは一日に一度は交換したいとこですが(^^;

装備


車体はお馴染みのCARACLE-COZ (^^)

アピデュラのレーシングトップチューブバッグには補給物資とメガネ、電池類を。

ROSWHEELのフレームバッグにはモバイルバッテリーにACアダプター、ケーブル類、携帯ポンプにチェーンオイル、スポークの予備等を。

サドルバッグはオルトリーブのMサイズで着替えや雨具。工具類はツールボトルに入れ、ステムサイドバッグ2つに目一杯羊羹やらブラックサンダーやらを詰め込みました。

悩んだのがドリンクで、今回トップチューブバッグを装備した関係でいつもの場所(ハンドルポスト)が使えず、ハイドレーションバッグ&専用ベストを背負ってみました。

ベストで収納が増えたのは良いけれど、肩や背中にどれだけ負担がかかるのか…。とりあえず、今後のロングライドの為に検証です!

前日移動編

新幹線輪行で八戸へ


朝4:00スタートなので当日移動は無理。駅前の東横インに前泊する事にしました。先日の大地震でしばらく新幹線が動いて無かったので心配でしたが、臨時ダイヤとはいえ復旧してくれてありがたい限りm(_ _)m

時に、今回の輪行袋は PEKOさんの軽量お手製輪行袋を実戦初投入しました。見ての通り、サドルを下げずともすっぽり納まるのが嬉しいですね。軽くてコンパクトなのも素晴らしい!

ちなみに、写真はありませんが CARACLE-COZ は 451 のミニベロなので折り畳まずともこの輪行袋を「履かせる」ことが可能です。いわゆる「ロードバイク靴下」の役割も兼ねてしまうという素晴らしさ。これで、室内持ち込みお断りのホテルでも楽に持ち込めます(^^)b

改札で参加者の方と会う

八戸に着いて改札を抜けたところで明日参加の方と一緒になりました。N2BRMだからもしかして誰とも会えないかと思ったけど、同じ日に走る仲間がいて嬉しい(^^)

ホテルへチェックインし、夕食を


東横インにチェックイン後、夕食を探しに外へ。

ただ、八戸駅周辺って居酒屋系のお店ばかりなんですよね…。一人で居酒屋入れない人なので、結局コンビニ弁当で夕飯です。

買い物中にも別の参加者の方とお会いしました。お名前は聞きそびれましたが、一人じゃないというのは嬉しいものです(^^)

強風予報に怯える

それはそうと…外、風が強い(>_<)。当初の予報(10m/s)よりは弱まったものの、明日も5〜6m/sの向かい風となるとか。これは気をつけないと予想外に時間取られるかも…。

まぁ、今更考えても仕方ないので、充電祭り & 出発準備を。特に忘れてならないのが etrex の現在軌跡の消去。新幹線とか長距離移動後はこれ確実にやっとかないと etrex がハングしちゃうのですよね(汗)

ゆっくりとお風呂に浸かって心身共にリラックス。明日からの長旅の為によく眠っておかなければ…。お休みなさい、世界…。

ブルベ初日

起床、朝食


4/23 3:00 起床。アラームの鳴る前にパチっと目が覚めました(^^)

早速、昨晩買っておいたパスタをレンジで温めて朝食にします。これ、マヨネーズもかかっててカロリーのお化けのようなもので寝起きで食べるにはヘヴィですが、この後のライドのためにはしっかり吸収しておかねば!

チェックアウト

準備をすませ、3:50頃にチェックアウト。出がけにフロントの方に聞いてみたら、0:00頃と 3:00頃に出発された方がいるとか。よーし、私もがんばるぞー!

START 八戸駅


4/23 04:14 LAWSON八戸駅前店

八戸駅前の時計台前で写真を撮り、いよいよ1,000kmの旅の始まり。しかし、この時点で既に風が強い。不安だーっ(汗)

45号に入る


十和田市の手前で45号に入った!風は強いけど、下りは結構スピード出るのでペースは悪くない。

十和田市


十和田市に入り、しばらく街中を。この辺りだったらコンビニも多いし補給には事欠かないですね。

しかし、街を過ぎた辺りからかなり風が強くなって来た。遮る物は何も無いし、走っててゴーゴーとうるさいくらい。速度は 15km/hを下回るしこれはキツい…。

いや、でも十和田湖から戻って来る時はきっと追い風になるはず…と言い聞かせて走ります。

奥入瀬


R102を奥入瀬渓流へ!山の方に来たら幾分風もやわらいだ。


朝靄に煙る爽やかな朝。撮影する余裕は無いけれど奥入瀬渓流を眺めながら走るの気持ちい〜(^^)


白糸の滝を含め、幾つもの滝を眺めながらの奥入瀬渓流ライドも終盤、ここを越えれば十和田湖だ。

Chk1 十和田湖


63.8km地点 4/23 7:47。十和田湖に到着ー!

ここまでのペースはいい感じ。気温は8度位でパラパラと小雨も降ってて、ウィンドブレーカー着てても寒いくらい(汗)。手洗いを済ませて補給食でカロリーを摂ってササっと出発。

第二区間は上りが多い


ルートが変更されて、十和田湖の南側まで下ってから青森-秋田県境に向かうルートになりました…が、この第二区間は上りが多い。風に加えて坂かぁ…(>_<)

秋田県へ入る


8:25 秋田県 小坂町に入った!しかし走っても走っても十和田湖が終わらない。地図で見て知ってはいたけど、十和田湖でっかいわー(汗)

鹿角市方面へ


十和田湖の南まで来ましたー。ちょうど工事中でガタガタの未舗装路が辛い(汗)

発荷峠



発荷峠…キツかった…。ヒーヒー言って鹿角市へ。

Chk2 青森県




95.9km地点 4/23 9:54。峠を越えたら一気にガーっと下り、その後もう少し越えて秋田と青森の県境に。時に、見栄えで言うと、振り返って秋田側のを見た方が案内かっこいいよね(^^;




幾つかのスノーシェードをくぐり抜けて…、






田子町に入ったー!

LAWSON田子町店


田子と言えば、にんにくで有名なところ。ガーリックセンターで食べて行こう!と思ってたのだけど、微妙に開店前(^^;

待ち時間が勿体無いので、そのまま素通りして、ローソン田子町にてオムライスと野菜ジュースで早い昼食を。


田子町を走ってると、あちこちににんにくのモニュメントやら看板やらがありますね〜。流石は、にんにくの町!


またのお越しを三戸町(^^)

岩手県


11:56 岩手県二戸市に入りましたー。(走ってる時は気付かなかったけど)


お昼を過ぎて天気もだいぶ良くなって来ました。こんな天気ばかりだと走ってて気持ちいいんだけどな〜(^^;

LAWSON九戸店


2時間ほど走って来たので軽く休憩。この先、早坂峠に向かうと店も少なくなるので、補給できる内に補給しときます。

青い空、白い雲






次のポイント、早坂峠に向けて南下して行きますが、空は青いし雲は白いし、草木や山々の緑は美しいしで、目の保養になる景色ばっかり(^^)。ただ、お店とかほとんど無くていいとこ自販機くらいなので、ちょっと区間距離が長く感じるかなぁ。

ヤマザキYショップ


15:52 コンビニとか全然無いなぁ…と諦めて走ってたらヤマザキYショップを発見!もうお店無いかと思ってたからありがたい。お店のお婆ちゃんと少しお話してゆっくりと食事して出発(^^)


宮古、岩泉の文字が見えて来た!もうこんなとこまで来たんだな〜。




横道トンネルを過ぎて少し行ったら右折。いよいよ早坂峠への上りだ。


夕陽に向かって上る!

早坂峠途中の橋にて一休み


早坂峠へと向かう途中、参加者の方(後に takaさんと知る)とご一緒に。本格的に上る直前、赤い橋のあるところで補給食を食べて少し休憩。


ゆるゆると300m up。ここを越えれば早坂峠だー!

Chk3 早坂峠


227.6km地点 4/23 18:23 早坂峠に到着ー!思ったほどは斜度もキツくなくて楽に上れたかも。何より、日が暮れる前にたどり着けて良かった(^^)


さて、ここからは日も落ちたし、ダウンヒルなのでウィンドブレーカーを着込んで行きます!


18:45 にはもうこの暗さ。日暮れ後はあっという間に暗くなります。

寒くて自販機休憩


早坂峠を過ぎたら、あとは一気にダウンヒルと思いきや、延々と下ったり上ったりで全然標高が下がらない。気温は更に下がって4.8度。峠過ぎれば幾らかは暖かくなるかと思ってたのに…。

耐えかねて自販機を見つけて近付いて行ったら、先ほどのtakaさんと再びご一緒に。寒いですねぇ…と会話し、二人ともレインウェア上下を着込んでの再出発に。


自販機を過ぎてようやく標高が下がり出した。ブレーキを握る腕も疲れてくるので慎重に下っていく。20:30を過ぎた頃、ようやく下界の街の灯りが見えてきてホッとした。

LAWSON盛岡浅岸店


4/23 21:04。ようやっと下界に下りて来れた。そろそろ夕食にしたいのと寒いのとで目についたLAWSONに入るも、イートイン無し(_ _;

寒いから中で食べたいしなぁ…と検索したら、少し行った先にすき家を発見。よし、そっちにしよう!

時に、Googleマップで「レストラン」で調べても牛丼屋は出て来ないんですよね。「牛丼屋」で検索してら出て来たけど、なんかちょっと不便。

すき家4号盛岡茶畑店で夕食を


4/23 21:29。LAWSONを後にして12分、反対車線側ではあるけれど、ルート沿いのすき家に入りました(^^)。やー、やはり室内で食事できるのはありがたいね。なんだかんだでダウンヒルで冷えたし、温かい食事にしじみ汁のセットで満足〜。

初日の宿、水沢のネカフェへ向けて


22:00にすき家を出発して、4号を外れ南へ進む。しかし、ここまで思ったより時間がかかってるな…。休憩取り過ぎたか?

FamilyMart花巻高松店で計画変更!


4/23 23:45。眠気に耐えかねてコーヒー休憩をしながらスケジュールを確認する。まず、現在地の花巻から水沢までは約30km。そうすると時間的に2時間弱か…。

ちょっと待てよ?到着が2:00として仮に2h休憩したら 4:00。そこからPC1 女川駅前って無理じゃない?

今回のルートでは、PC1 の女川駅さえ越えればGOAL近くまで通過チェックだけ。しかし、PC1に間に合わなかったら全て終わりだから、とにかく急ぐしかない…。

悩んだ末、このまま真っ直ぐ中尊寺に向かい、そのままオールナイトするかルート沿いにある道の駅平泉の休憩室で仮眠する作戦に変更。

PC1 でタイムアウトは何としても避けねばーー(>_<)/

to be continued...