
プロローグ
前回の PBP (パリ-ブレスト-パリ) から早くも2年が過ぎました。あの時は直前に左の鎖骨を再骨折し、走りきれず1,000km地点でリタイヤしたんですよね…。
そんなわけで、次のPBP の前に同等クラスのものを走っておきたかったのですが、ちょうどPBPと2年ずれたいい時期にLEL (ロンドン-エディンバラ-ロンドン) があるではないですか!
当初まったく考えて無かったのですが、たまたまAR日本橋さんのPBP2023報告会 ・LEL2025予習会に参加したことで優先参加権をGET。
こうなったら行くしかないよね!…ってことで、人生二度目の海外ブルベにチャレンジすることにしたのでした!
LEL(れる)って何だ?

名前の通り、イングランドの首都ロンドン(近郊)から、スコットランドの首都エディンバラ(近郊)まで行って帰ってくる、約1,500kmに渡る LRM です。主催するのは Audax UK 。
PBP は東西方向の移動ですが、LELは南北方向の移動になるため、気候変化も大きく、特にスコットランドは夏でも寒く、上りも多く道もちょっと荒れ目でなかなかに厳しいとのこと。
きっとこれを走り切れれば、2年後のPBPへの自信になるはず!
LELの参加方法
LELにはPBPみたいな参加条件は無いのですが、抽選であるのがポイント。例外は、Audax UK に一定期間在籍している人や、今回家族がボランティア参加する方などの優先参加権を持つ方。
ちなみに私は全然知らなかったのですが、たまたまPBPを終えての反省会として参加したAR日本橋さんの勉強会(公開されてます)で優先参加権を得たというわけです。
LEL2025申込スケジュール
先行申し込みが2年前であるというのが一番の注意点でしょうか。本申込はLELイヤーの年初め。本申込の入金締切後、まだ枠があれば追加の申込が可能だったというとこです。
その意味では先行抽選、本申し込み(抽選)、追加募集の3段階あった事になります。
2023.11 : 先行申し込み(抽選)
2024.11: 先行申し込みの方の振り込み期限
2025.1頭 : 本申し込み (優先参加権の人はここから)
2025.1末: 本申し込みの方、振り込み期限
2025.2 : (追加募集)
2025.3末: スタート時刻希望申請締切
2025.4末: ドロップバッグの場所申請締切
ちなみに、先行申し込みで取れた方は2024の年末までに振り込まないとキャンセルされるという事なんですが、優先参加権の人はそうした話が無く、周りの「もう振り込んだ」の話を聞くたびに不安になってたんですよね(汗)
最終的には LELの本申し込み時に、通常の入口と優先参加権を持つ方の入口の2つが設けられており、そこから入ることで優先参加になるという仕組みでした。
私的今回のスケジュール
前回のPBPでは、タイトスケジュールで移動疲れに自在ボケで苦しめられたのと、特に帰り時刻に余裕が無くて時間外完走を狙うことすら厳しかったので、今回はなるべく早く現地に入り、後ろも数日の余裕を持たせることにしました。
2025.7.30: 自宅出発、羽田空港へ
2025.7.31 0:20 深夜便で出国
(ここから現地時間)
2025.7.31 6:30 ヒースロー空港着
2025.8.2: 前日受付
2025.8.3: スタート
2025.8.8: ゴール
2025.8.11: 9:40 の朝便で帰国
(ここから日本時間)
2025.8.12: 7:30頃 羽田空港到着
2025.8.12: 13時過ぎ 帰宅
海外に全然慣れてないわ、英語もろくに話せない私が果たして異国の地で数日生き残れるのか?という不安はありますが(^^;
渡航のあれやこれや
往復の飛行機手配
大雑把には Booking.com で調べ、最終的には航空会社のアプリ(今回はJAL)で確保することにしました。
往路は、時差ボケや移動疲れを取る為に、前日受付(8/2)の2日前の朝に着くよう、7/30 深夜便 (7/31 0:20) を選択。復路は数日の時間外完走を考慮して、ゴール日の3日後の朝便(8/11 9:40)という計画です。
ちなみに、一年前(2024.8)からサーチャージやら為替やら睨めっこしながら価格推移を見てましたが、なかなかに安くならず、結局2025.1 時点で JALの直行便で往復とも確保することに。
なお、トランジットで更に安く抑える案もあったのですが、途中のロストバゲージやトラブルが怖かったので今回は直行便にしました。次があればトランジットで道中を楽しむ余裕を持ちたいですね。(まぁ、トラブる可能性は増えますが(^^;)
宿の手配
メインのスタート地点はロンドンから北東に50kmほど離れたライトルなのですが、LEL2025では久々にロンドン市内からのスタートも行うとのこと。
LELは景色的には単調でつまらないとも聞くし、それならロンドンの街並みからのスタートもいいなぁ…などと考え、ロンドンスタートを選択!
ただ、ライトルであれば、主催側で期間中ずっと近場のホテルを確保(別途有償)してくれるそうなのですが、ロンドン市内ではそれは無いんですよね。
そんなわけで散々悩んだ末、Booking.com で調べて個人手配する事にしました。市内は結構高いので、ロンドンスタートの数人と話して四人部屋で安く確保することに。
また、期間中部屋を確保するのは高くつくので、スタート前とゴール後に分けて確保し、走ってる間の荷物はどこかに預ける考えです(まぁ、これはこれで後でハマったのですが…)。
時に、Booking.com で宿の手配をした際、ホテルから怪しいメッセージが届きました。予約を確定する為に、リンク先から名前とか登録しろというもの。Booking.com の予約では個人情報を聞かれる事は無いはずなので不審に思い問い合わせたら、何とクラックされて詐欺メッセージが予約者に送られていたとか(怖)
見るからに怪しい文章だったのと、個人情報入力は無いと知ってたので避けられましたが、どこのサービス使うにしても注意は必要ですねぇ。
空港からホテルへの移動
最初は underground エリザベス線で移動すればいいかなと思ってたのですが、ヒースロー空港からパディントン駅までノンストップで走るヒースローエクスプレスもあるとか。
https://www.heathrowexpress.com/
3ヶ月以上前だと早割・往復割で安く取れるので、今回はこちらを利用することに。パディントン駅からホテル最寄駅までは地下鉄で行けるだろう、迷ったら Uber で車呼べばいいだろうと安直に考えました(^^;
2025年からは ETA が必要になった
2025年から、イギリスへの渡航には事前に ETA の取得が必要になりました。費用は£16。ETAの取得はオンラインでサイトやアプリから行えますが、写真撮影とパスポートのICカード情報読み取りで手こずって結構な時間がかかったので余裕ある時にやってた方がいいです。
飛行機のモバイルバッテリー持ち込み
2025年になって少しルールが変わりました。持ち込める容量や個数は変わりなく手荷物としてのみ持ち込めるのですが(預け入れはNG)、頭上の棚の中では無く、バッグ等に入れて足下に置かねばならなくなりました。要は発火してもすぐわかるようにということですね。
時に、よく心配される Di2 (電動変速) ですが、航空会社や国内線/国際線でも異なるのが実情のようで。ある程度の容量以下で機材に組み込まれてるものは預け入れ可能という所もあれば、絶対に取り外して手荷物持ち込みという所もありますので。
今後もこの辺り頻繁に変わっていきそうなので、常に最新の情報を得て確認することをお勧めします。
海外旅行保険のこと
私はクレジットカード付帯(自動付帯)の保険がありましたが、それではサポートされないもの/少ないものもあるので、今回は au損保の海外旅行保険も追加しておきました。
よく怪我しがちですし、異国の地で途方に暮れることのないよう、この辺りは念には念をと(^^;
外貨両替と現金のこと
イギリスはほぼほぼクレジットカード社会だそうで、現金を使う場面はほぼ無いとのこと。チップ文化もさほど無いですし、無くても良いくらいなのですが、念のため£100だけ替えて持って行きました。
ちなみに、結局現金が必要だったのは Boston でのアイス販売車での£2.5だけで、他は逆に現金を拒否されるくらいでした(^^;
海外通信環境
何するにもスマートフォン頼りな私。海外ともなると通信環境のロストは死活問題なので、馴染んだiPhoneを2台持って行くことに。
片方は国内/国外そのまま使える ahamo 契約で。予備機の方は イギリス用のSIM(イエローモバイル)を購入して準備万端(^^)
飛行機輪行の輪行箱

AHMA
https://www.amha-net.com/pladan
今回はAHMAさんのオーダーサービスを利用して、プラパール5mmの輪行箱を作って頂きました。縦横高さ自由に指定出来るのですんごく便利(^^)

QBICLE(キュービクル) eco-trolley
これに、QBICLEの取り外し可能なキャスター eco-trolley を組み合わせる事で、単体でゴロゴロ転がして行けるようにしました。
併せて、階段やバスの乗り降りの際などに便利なように輪行用の肩ベルトを側面の取っ手からぐるっと回して肩にかけられるようにもしています。箱の四方向に取って穴を設けたおかげで担ぐ際にも便利でした。
今回の装備
いつも荷物を持ち過ぎる嫌いがあるのと、LELでは復路の向かい風が厳しいという話から、今回はフロントバッグを無しにしてみました。
それはそうと、長期の休みを取る為にギリギリまで仕事を詰め込んでいたもので、出発直前まで準備に追われ、ようやく荷物まとまったの当日のお昼(汗)
準備は早め早めに進める事を強くお薦めします(^^;;
ロードバイク

お馴染みの愛車、CARACLE-COZ リムブレーキモデルです。今回は復路の向かい風対策としてフロントバッグを無くし、全体的にすっきりした構成に。
まぁ、例によって例の如く動画撮影用カメラとかごてごて取り付けておりますけどね(^^;
ステムサイドバッグ x2

フロントバッグが無い分、ステムサイドバッグで補います。ここにはよくアクセスする物ということで、左側には水に溶かして飲む Pink Ion スティックタイプを30本。右側にはカロリーメイトを入るだけ詰め込みました。空いたスペースには撮影用にめだたんぼー等も入れてます。
フレームバッグ

動画撮影の為の給電用バッテリーを中心に、パンク修理、スポーク修理、チェーンメンテに必要な物を一式。それと、救急用の薬やら絆創膏、包帯などもこちらに入れてます。今回はACアダプタが無いのと、電動ポンプにした事でだいぶスペースに余裕ができました!
- モバイルバッテリー 20,000mAh x1
- ライト予備バッテリー BA4.8 x1
- 充電ケーブル類 (USB-A to C, USB-C to C)
- 薬、絆創膏類
- 予備スポーク
- 予備ニップル
- チェーンルブ
- 電動ポンプ CYCPLUS AS2 Pro
- 予備チューブ x2
- (LELレンタルのバッテリー PowerBank)
サドルバッグ

衣服など、大きくて嵩張るけど軽い物を入れてます。インナーの着替え一式と、雨具、防寒具一式です。
ツールボトル
工具類は重いのでツールボトルに入れてダウンチューブ上のボトルケージに配置しています。蓋は飛ばないようビニールテープで保護し、浸水からの防御も兼ねています。
コクピット装備
その他
- ワイヤーロック ABUS 4mmチェーンの短いやつ
- セキュリティ AlterLock gen.3
- iPhone16 (メイン機) with ahamo
- iPhone11 (予備機) with イギリス用SIM
服とドロップバッグ
ロンドン付近の気温は大体 15℃〜25℃くらい。概ね走りやすい気温と言えます。スコットランドに行けば更に5度以上は下がるということで、スタート時点では夏装備をベースにインナーで調整。北部では裏起毛素材で少し暖かめのインナーで保護の方針です。
出発時服装
- 夏用ビブショーツ
- 夏用レッグカバー
- 夏用長袖ジャージ (AR日本橋 LELジャージ)
- おたふく手袋 3Dメッシュノースリーブ
- モンベル ジオライン L.W. 長袖
- モンベル ジオライン ショーツ
- ヘルメット KASK オレンジ色のやつ
- サイクルキャップ モンベル ジオライン
- アイウェア (度入り調光レンズ)
- モンベル 防風腹巻き
- モンベル ウィックロンソックス
- イントロ Stinger6 (9分丈)
- 腕時計 GARMIN INSTINCT
- Moresan ジレ
- 首の保護用汗拭きタオル
- ピジョン おしりナップ
- PEKOさん反射ベスト
- Protect J1 (小分け)
- 携帯歯ブラシ
- 目薬
- 日焼け止めクリーム
各種バッテリー運用
動画撮影
前のPBPでは Insta360 One RS と SONY AS300 の二台体制で行きましたが、Insta360 X5 が大幅に進歩してるので今回はこれに一本化する事にしました。
動画撮影では毎回バッテリー運用が悩みなのですが、今回の LEL では、有償でのモバイルバッテリー(PowerBank)レンタルサービスが導入されたので、これを最大限活用します(^^)
容量は 5000mA と心許ないのですが、毎回コントロールに着く度に満充電の物と交換できるという事で、ほぼほぼこれだけで動画撮影の電力は間に合いそうです。足りない部分は自前の 20,000mAh のがありますしね。
ライト
異なる物を持つ方が良いとは言いますが、バッテリーの共用を考え、CATEYE VOLT400Neo と CATEYE VOLT800Neo の2本体制で行きます。
メインで使うのは VOLT400Neo の Mid (100lm) モード。100lm と聞くと暗そうに感じますが、VOLT800Neo の Low(200lm) と比べて少し暗い程度で、ランタイムは公称17h もあるんですよね。
仮に峠などで暗くて困る場合は High(400lm) にすればいいし、それでも 7h点灯。日中の点灯が必要なら、Low(50lm) で 30h と、これまたありがたいところ。
基本、夜は眠るので一晩のライト点灯走行時間は 7h に満たないはず。BA-4.8 x3 で行けると考え、更に予備でもう一本用意しました(^^)b
全体走行方針
ずばり!ナナヲアカリさんの『明日の私に幸あれ』が今回の大方針です!(^o^)/
以前までは「眠るのは何時から何時まで」とか「休憩はここで取る」とか細かく考えてましたが、そうじゃなくて、シンプルに『眠くなったら寝る』『お腹空いたらご飯を食べる』『疲れたら休む』『日中暑かったら夜走る』の考えです。
さて、この方針でどうなりますか!?乞うご期待!!
to be continued...