鎖骨骨折顛末記
一つ前のブログで書きましたが、先日、ロードバイクで峠を下ってる最中に落車し、左の鎖骨を折ってしまいました。
骨折・入院・手術と初めての事ばかりだったので、後々の参考の為に原因となった落車からの記録を残しておく事にします。
落車のこと
峠の下りカーブ。減速が足りなかった事、急な左カーブだった事、濡れた路面と落ち葉に気付くのが遅れた事。要因は様々ありますが、今にして思えば慢心して油断していたのでしょう。
濡れた路面で滑り、左右に振られたあげく左側に大きく転倒し、左STIレバー、左肘、そして左肩の順に地面に強打。軽くヘルメットの左側面も打ったかも。
周りには人も車も何も無く完全なる自損で、加害者にならなかったのだけは幸いでした。
落車後のこと
かなり痛かったのですが、自力で起き上がって歩けたので、「ひどい打撲やっちゃったなぁ」というくらいの認識でした。傷もパッと見、左肘と左膝を擦りむいたくらいで、唯一左肩が痛くて腕を上げられなかっただけ。
それより何よりロードバイクの方が心配。起こしてチェーンをかけ直して跨がってみましたが、左STIレバーが少し曲がった位で走行には影響無さそう。左肩は痛いけど、ハンドル操作もシフター操作もブレーキ操作も支障は無く一安心。そのまま走り始めました。
実際、走ってる分にはさほど痛みは無かったんです。利き腕ではない左だったので、そんなに腕を上げたりもしないですし、ハンドル握ってる分には全然普段と変わりありませんでしたから。
コンビニに寄った時とか、ウェアの脱ぎ着では「イツツツツ…」と声を上げてましたが、結局、落車後に370kmも走ってましたし、まさか骨が折れてるだなんて夢にも思わなかったです。
帰還のこと
落車の翌日、電車輪行で帰る為に最寄駅まで自走したものの、そこからが一苦労。
輪行準備に一時間半もかかり、「疲労しきってるせいかなぁ…自分こんなに体力無かったかなぁ…」と考えてました。今思えば骨折の影響が出て来てたのかも知れません。
乗車後は、ほとんど眠ってました。鈍行列車の旅なので終点まで眠って行き、起きたら乗り換えて…を繰り返して夕方頃に自宅に到着。いつもなら早々に装備の片付けと洗車を始めるのだけど、そんな気力も無く…。
もっとも、転んで左肩を強く打って痛いと言いつつも、いつも通りにお風呂に入れたし食事もできたし、まぁ朝になれば治まるだろうとこの時は思っていました。
病院へ、そして衝撃の展開
翌日(落車から2日後)、朝になっても左腕の痛みは続いていた。着替えようと左腕を上げると、顔をしかめる程に痛い。
これはおかしい…と、知人の助言に従って医者に行ったところ、急に慌ただしくなり、即、レントゲン撮影。
写真を見せられて愕然。打撲とかじゃなく、鎖骨が折れていた…。
想像もして無かった事態に理解が追いつかない。「紹介状を書くから、すぐ専門医のところに行って下さい」と言う医者の言葉で、家族の車に乗せられて専門の整形外科へ。
診察室に入ると、軽く肩を触っただけで「これは鎖骨折れてますね…」と。再度レントゲン撮影を受け、詳しく診てもらったところ、鎖骨の外側端っこが折れているとわかった。
位置的にうまく押さえられるか難しいが複雑骨折では無いので、まずは鎖骨固定帯(両肩にする8の字ベルト)を着けて一週間様子を見る事に。色々とショックではあったけど、肘から下は普通に動くんだし、安静にしてればきっと良くなるだろう…。そう思って帰宅した。
急転
不安なままの一週間が過ぎた。この間、服の脱ぎ着が厳しいので、マジックテープで留められる介護用の肌着を購入し、古いTシャツの側面を切ったのを着て過ごしていた。仕事はテレワークで出来たので助かった…。
ともあれ、ずっと大人しくしてたし、左腕に負担かけないようにして鎖骨固定帯もずっとしてたし、きっと大丈夫だろう、なんならもう半分くっついてるだろう…と甘い考えを抱いてた。
しかし再びレントゲン撮影してみると、「先週よりも広がってますね…」と。え、それって全然くっついてなくて更に悪化してるということ??
急遽 CTスキャンを受けて再診察。輪切り画像では見づらいので画面上で3D画像に変換して見せてもらったら、素人でも判るくらい左鎖骨の端っこがポッキリと…。
この位置ではベルトでは固定できない事、高齢であればこのまま過ごすのもありだけど、まだ将来があるのだからと、すぐに手術を勧められた。
仕事も他の予定もあり、かなり迷ったが既に骨折から9日、これ以上時間を空けると元の形につかない可能性が高く、悩んだ挙句に手術を受ける事を決断。幸い、手術室も空いており、翌日に手術を受けられる事となった。
この日は、PCR検査、採血、尿検査、心電図やら手術前の各種検査、入院事務処理の説明を受け、一旦帰宅。
入院準備に必要な事
とにかく時間が無い。入院に必要な着替えやら身の回りのものやらを急いで準備。
ここで最も重要になるのが保証人。
入院、手術となると、同居家族以外の保証人が必要なのです。私の場合は親戚に連絡してすぐ承諾して貰えたから良かったですが、天涯孤独の身だったらどうしたものだったか…。
ともあれ、説明を受けたとおり、夜23時までに食事を済ませ、それ以後は OS-1 を朝までに2本飲んで水分補給を行いました。
それにしても、今考えれば直ぐ手術を受けられた事はありがたかった…。このご時世、もう少し遅れたら入院できたかどうかもわかりません…。
初めての入院
骨折から10日目。9:20 に病院到着。付き添いも面会も不可なので、一人病室フロアの待合室で看護師さんから説明と確認を受けた。手術の時刻は午後3時に決定。11時までは水を飲んでも良いけど、以後は何も飲めないとのこと。
病室にて病院の服に着替えて点滴開始。病室で待ってる時間に、各種書類の確認やら手術後の食べ物を家族に用意してもらう等、あちこち連絡。
ところどころで熱やら血圧やら色んな計測があって目まぐるしく時間が過ぎた気がします。
初めての手術
15:00過ぎ。看護師さんが来て、点滴台を転がしながら手術室へ移動。歩行に問題が無い人は歩いて行くものなんですね。手術室への入口は二重扉で、入るまで何度も本人確認され(腕の名前書いたバンドも無論確認)、いよいよ入室。
目の前に広がったのは機械がいっぱいでメカメカしい風景。正直、一人でこの中に入ってくのは怖い。数年前に親が手術を受けてるけれど、この心細く不安な中で一人入って行ったのか…。
手術台に仰向けになり、位置を調整後、腕の点滴に全身麻酔が接続された。点滴の管って汎用的で便利なんだなぁと感心。
麻酔医師に「だんだん身体がポカポカして麻酔が効いてきますよ…」と言われたのだけどなかなか効かなかったかなぁ。
心地あたたかくなって来た気がしたので「なんとなくあったかくなって来た気がします」と言った直後、意識が消えた。
麻酔から覚めて
名前を呼ばれて目が覚めたときには手術は終わっていたらしい。記憶にあるのは、私の顔を覗き込んでいる麻酔医師の顔と声。
幾つか言葉のやり取りをして麻酔が覚めた事を確認した後、そのままベッドで移動。多分、手術台から移動ベッドに移されたのだろうと思うが、よくわからない。
途中で家族に声をかけられ返答してるのだが、今一記憶がはっきりしていない。その時はシャンとしてたはずだが、今は遠い出来事のよう。
病室に戻って
病室に戻ってからの事はしっかり覚えている。鏡は見てないけど、鼻に軽く挿入するように酸素のチューブがある。あとはしばらくはモニターする必要があるので、心拍計やら何やらがつけられていたのはわかった。
左腕にしびれはないか、指の曲げ伸ばしはできるかを確認されたが、ぎりぎり親指と人差し指を曲げるので精一杯。力を入れてるつもりなのに満足に指が動かないのは不安だったが、この時点では充分とのこと。
腕の点滴に、継続的に痛み止めを流す装置も追加されていた。ボタンを押すと少し多く痛み止めが流れるとのこと。鼻のチューブ外したのはいつだったろう。どっかのタイミングで外された。
体中に色んなセンサー着けてたから、定期的に看護師さんがチェックに来てくれてたっけなぁ。ありがたいことです…。
遅めの夕食
21時を過ぎて。この頃には身体もシャンとしており、普通に起きてベッドに腰掛けられるようになった。
看護師さんから、「もう食事を摂って大丈夫ですよ。ご家族から好物だと伺ってます」と渡されたのは、家族が作って来てくれた焼きおにぎり。
醤油をつけて焼いたもので、子供の頃からの好物。お腹も空いてたし、お茶と一緒に小さめの5個を一気にペロリ。これが涙が出るほど美味しかった。家族のありがたみをひしひしと感じる…。
痛みは夜にやってくる
真夜中を過ぎた頃、手術時の神経ブロックの効力が切れたのか今まで全く何も感じなかった左肩が鈍く痛み始めた。時折「うぅぅ…と」なったが、耐えられない痛みでは無いので我慢して朝を迎えた。
ちなみに、朝になってからその話をしたら、「痛かったらこのボタンを押すと少し強めに痛み止めが流れますから無理せず使って下さいね」と言われ、その存在を思い出した。(すっかり忘れてた)
手術翌朝のこと
7:45 病院での朝食。食欲はあるし胃の調子もいいし、ちょっと量がもの足りないくらいかな。
それにしても、昼夜関係無く定期的に体温、血圧や血中酸素濃度などなど測りに来て様子を診てくれるのがありがたい…。
体温は37.1度くらい。肩から上腕部にかけて腕が熱をもっているし触ると少々痛いのだけど、これは手術の2日前にワクチン2回目を接種してたせいなので仕方ない。
熱は一時的に37.9度まで上がったものの、ほどなくして戻ったし、鈍い痛みがある以外は普通に動けるので、時折起き上がって過ごせた。
朝に一度執刀医が来てくれて、手術は成功したこと、経過も順調で数値も異常無く、傷からの出血も無しとのことでまずはホッと一安心。
初めてのリハビリ
午前中にリハビリの説明があり、リハビリ室へ。動かさないでいると肩が固まってしまうので、無理のない範囲で前後左右90度以内で動かすとのこと。
しかし、自分の感覚としては45度でも辛い。肩甲骨と鎖骨を繋いでると聞いてたし、それ以上動かすとバキッといきそうで本当に怖い。
ところで、リハビリしながら経緯や回復目標の話をしたのだけど…、
「骨折の原因は自転車で転んだとの事ですね」
「えぇ、濡れた峠の下りカーブで滑って落車しまして」
「大変でしたね、それで救急車を呼ばれたんですね」
「いえ、走れそうだったので、そのまま370km自走で」
「370kmぉぉ?」
「(気を取り直し)今まで最長どの位走ったんですか?」
「一つのイベントでであれば600kmですかね」
「600kmぉぉぉ??」
そうか、普通はこういう反応になるのか(汗)。なお、リハビリのカルテには、回復目標として「競技復帰」と書かれておりました(^^;
回診にて
夕方に執刀医の回診があり、いろいろ細かく確認を。経過は順調だけど、まだ多少熱があるのもあって、退院は翌日のお昼過ぎに決まった。その後は、一週間後位にレントゲン検査とリハビリに来て下さいとのこと。
この頃には痛みもさほど無く、昼過ぎには痛み止めの継続投入も止めていたが、もうその必要も無くなり点滴システムも取り外してもらった。
昼食、夕食ともにしっかり食べれたし、腕の腫れはワクチンの影響だと思うけど、そっちにも氷嚢してもらって、二日目の夜は穏やかに過ごせた。
退院のこと
落車してから12日目。
退院の日は、最初の日と同じ看護師さんだった。点滴外したあとの絆創膏を剥がしてもらい、事務への連絡も行って頂いたりと何から何までありがたかったなぁ。
このご時世だからお世話になった方々全員にはご挨拶できかったけれど、本当に感謝しか無い。
会計はあらかじめ看護師さんから事務の方に伝えてもらってたのでスムーズ。2泊3日の、長かったようなあっという間だったような入院はこうして終わった。
左腕は三角巾で吊った状態だけど、ようやく家に、自分の部屋に帰れる…。
手術一週間後のこと
落車から17日目。手術からちょうど一週間。
朝一で病院に来てレントゲン撮影し、診察。…と、ここで初めて、最初に聞いてたのとは違った形になった事を知った (家族は説明を受けていたのだけど私がよく認識してなかった)。
当初の話では、端っこ過ぎるため鎖骨と肩甲骨にかけて固定するとの事だったが、開いてみたところ鎖骨だけで固定できるとわかったそう。
写真を見ると何本だろう?パッと見て8本くらいのボルトでプレート固定されていた。肩甲骨には固定されてないので、原理的には肩は自由に動かせる状態だとか。これは嬉しい知らせ!
肩に貼ってた保護パッドを剥がして傷口を確認して交換。これが剥がれてきたら、もう構わないので普通にお風呂入って洗っても大丈夫とのこと。抜糸の必要の無い糸を使ってるので、こちらも特に処置は不要。
そうなると、あとはリハビリ次第。90度以上動かしても肩甲骨がバキッといく心配も無くなり、安心してリハビリを受けられるようになった。肩が固まって動かなくならないように、これから毎週少しずつ、少しずつ…。
手術二週間後のこと
落車から24日目。手術から14日目。
三角巾してないと少々疲れるものの、茶碗を持つくらいはできるようになり、日常生活での不便もあまり無くなって来た。
もっとも、繋いだ骨がズレてきてやしないか、二度と元のように戻らないのではないかという不安は消えず、恐る恐るレントゲン撮影を受けたところ、先週の写真と比較してズレもゆるみも無くプレートで安定して固定されているとのこと。
痛みはないか、どの程度動かせるかの確認の後、経過は良好ということで、これまでのリハビリ制限90度を超えて少しずつ可動範囲を広げる許可が出た。
診察後のリハビリ室では、三週間まるまる動かせずにいた肩周りの筋肉をほぐしてゆっくりと腕を伸ばして動かしていく。すると、自分でも不思議なほどスーッと腕が上がって、140度ほどの可動。
右手で支えながら…ではあるけど、もう肩より上には上がらないんじゃないかと思っていた左腕が動いたことが嬉しい。
手術三週間後のこと
落車から31日目。手術から21日目。
ようやく肩までお風呂に浸かれるようになった。左肩擦過傷のかさぶたも剥がれて治って来ている。
身体を急に動かしたり左肩に腕の重さがかかる時に鈍い痛みはあるけれど、だいぶ楽になってきた。
ここまでずっと、マジックテープで留める看護用の肌着を着ていたのだけど、ようやく普通の肌着を着れるまでに回復。地味に嬉しい。
自転車については、前傾姿勢にならず腕に負担かけないものであれば、もうそろそろ乗っても良いとのこと。ただ、絶対に転んではいけないよ!と釘を刺されたので、もうしばらく様子を見ようと思う。
手術四週間後のこと
落車から38日目。手術から28日目。
手術を受けて一ヶ月。今日の検査で、切断面を越えて骨と骨が繋がり始めたことが確認された!もちろん折れた箇所はまだまだハッキリしてるのだけれど、白い線状のものが折れた鎖骨の両側から伸びているのが目に見えてわかり嬉しい!
もっとも、完全にくっついたわけじゃないので、左腕に体重を預けたり重い荷物を持つなんて出来ないし、うつ伏せになるのも恐いところ。
日常生活の不自由はだいぶ無くなったけれど、ここで無理して壊したら元も子もないので、来シーズンに全力を出せるよう、今年いっぱいは落ち着いて行こうと思う。
プレートもいずれは外したいけど、完全に繋ぎ目が消えるまで半年から一年かかるとも聞くしね。
(追記)手術二ヶ月後のこと
手術を受けて二ヶ月が過ぎた。レントゲン写真で見ると、骨折線もほぼ見えなくなっており、もうどんな動きを行って問題ないとの事で、診察は頻度を落とし、リハビリを毎週続けて行く事になった。
左腕にもだいぶ力が戻って来ており、日常生活の範囲であれば多少重い物を持っても気にならない感じ。
もっとも、気にせずに左腕を動かすようになった事で、その疲れが夜中に出て来て腕のだるさや無理な動きをした反動の痛みが出てくる。
肘を曲げて腕を水平にしたまま顔の前に上げる動作や、背中で腕を組むような動作はまだまだ厳しい。肩の可動域がまだ狭く、いわゆる四十肩、五十肩と同じような状態なんだとか。無理し過ぎない程度にリハビリ続けよう。
(追記)手術三ヶ月後のこと
普段の生活では、さほどだるさも感じなくなって来た。骨の融合状態も良好とのことで、ようやく自転車に乗るお許しが。わずか三ヶ月だけど長かった…。
まだ左腕に力がかかるのは怖いので、そぉっとハンドルに添える感じではあるけれど、自由に走れるようになったのが何より嬉しい。
その後、四ヶ月を待たずしてブルベに復帰。早速400kmを完走し、まだ自分は走ることが出来るんだ…とホッとした。
鎖骨骨折なんてよくある事だとは言うけど、いざ当事者となるともう二度と動かないのでは無いか?ギターも自転車ももう無理なのではないか?と悪い想像ばかりしてたんですよね。
(追記)手術六ヶ月後のこと
左肩の筋力がだいぶ戻って来たのを感じる。腕を伸ばして魔法瓶とか持ち上げられるし、日常生活的にはほぼ意識せず使えるようになった。
可動域という点では、まだ耳につかないし、背中のポケットにも届かないけど、軽く右肩に触れるところまで来たので、徐々に徐々に回復してるんだなと。
プレート除去手術に関しては、レントゲン写真では骨折線は見えなくなったものの、CTスキャンで確認するとまだ骨の内部が完全にはくっついて無いようなので、やはり一年は待った方が良さそう。
これからもリハビリ続けなくては!
(追記) 手術後13ヶ月を経過して
お医者さんからは、一生プレートを入れたままでも大丈夫とは言われてたのだけど、目に見えてプレートとネジの頭がボコってしてるので、リュックとか背負うと当たってすんごく痛かったんですよね。
一年を過ぎて、もう骨もしっかりくっついたということで、今回9/27にプレート除去手術を受けました。手術は軽いものとの事でしたが、全身麻酔で眠ってる間に無事に完了。
で、これが私の肩に一年間入ってたプレートとネジなんですが、あらためて見ると、こんな大きな物が埋まってたんだなぁ…と思うことしきり。
このネジの分だけ骨に穴が空いてる状態なので、穴が埋まるまでは気をつけてぶつけたり倒れたりしないようにしないといけません。およそ2週間は要注意とのこと。
自転車に乗れるのは早くても1ヶ月後で、11月以降でしょうかねぇ…。
ともあれ、ようやくこれで元の身体に戻れます。今後は本当気をつけて行かねば!
参考: 治療費のこと
怪我の具合や状態によって千差万別ですが、私の場合は2泊3日の入院と手術で14万円程でした(個室ではなく相部屋、特別な追加料金は無しで)。
また、最初の医院での診察に4千円弱、こちらでの初回の診察で4千円弱、2回目のCTスキャンを行った際で 8千円弱でした。
その後は、週に一度レントゲン写真での状況確認とリハビリに通ってますが、一回に2千円弱といったところ。
※上記は本人負担額3割での金額です。
リハビリも2〜3ヶ月は続きますし(半年経ってもまだ続いてます)、最終的にはプレート除去の手術も受ける事になりますから、まだまだ先は長そうです。
参考: 高額療養費限度額のこと
日本にはこれがあるから助かります。保険の効く範囲ではありますが、一ヶ月の間で支払う医療費に上限額があるんです。
なので、前もって自分が入ってる健康保険から書類を貰っておけば、この限度額(収入によって異なりますが大体の人は10万円未満)の支払いで済みます。
書類を貰ってない場合は、一旦は本人負担額(3割)を払わねばなりませんが、後日に健康保険から本人に戻って来るので、最終支払い額は変わりません。
なお、健康保険組合によって自動で処理してくれるところと、申請しないと処理してくれない所があるので、これはよく確認して下さい。
参考: 生命保険、傷害保険などのこと
おそらく大半の人は何らかの保険に入っていると思います(上の限度額の話とは別)。入院で一日幾らとか、手術に対して一回辺り幾ら降りるとか、通院の分も降りるとか、契約によって様々あるあれです。
こちらは放っておいても自動的に入ってくれる事はないので、加入してる保険に連絡して、申請の為の書類を請求してください。
その中には、病院で書いてもらわねばならない診断書もあります。診断書を書いてもらう費用は別途かかります(私の例では6千円少々でした)。
なお、複数の保険がある場合、一箇所だけの診断書貰えれば、他へはそれのコピーで良いとのことです。そうでないと保険の数だけお医者さんに診断書書いて貰わないといけないから大変ですしね。
複数の保険に関しての注意事項としては、同種の保険ではどちらか片方しか適用できないというのがあります。生命保険と傷害保険であれば両方とも適用できますが、傷害保険を2種類契約してた場合には、どちらか一方のみとなるといった具合。
加入する時は、こうした併用時の制限や、入院・手術だけなのか通院も含まれるのか等もよく吟味して選ぶ事をおすすめします。