トラップの音楽と自転車ブログ

多分、自転車ネタ中心に、時折音楽の話とか。

北海道 道東半周自転車野宿旅 6日目(8/13)

道の駅スワン44ねむろで目覚めた朝。

昨夜の内にここまで戻って来れたのは良かったのだけど、蚊に悩まされ、朝3時頃にはガヤガヤ騒がしくて起こされて・・で、ちょっと寝不足気味。寝たの一時過ぎだったから、できれば朝までぐっすり眠りたかったんだけどなぁ。

とりあえずアラームの 4:30 に寝袋から抜け出して、テントの中でそそくさとお片付け。


5:34 外に出ると、昨晩とは比べものにならないくらい良い天気!青空がめっちゃ嬉しいね!


青い空、白い雲、見上げれば無限に広がる空の何と美しい事か。雨の中走って来た CARACLE-S のメンテナンスも行い、さぁ気持ちよく出発を!と思ったら、ここで困ったことが。

ここ・・、めっちゃ虫が多い(T-T)!服に付いて刺してくる虫はいるし、ホルダーのドリンクに惹かれて蜂が来るしで動くに動けず。追っぱらおうとしたら怒ってこっちに向かってくるわで大変でした。もーー、虫とか蜂とか大っ嫌いっ!!


すったもんだの末に、ようやく道の駅を出発できたのは 7:15 でした。




8:10 昨日寄ったセイコーマートで朝食を。まだ早いのでホットシェフではなく、普通のお弁当を温めてもらいましたが、もう温かいものを食べられるだけで幸せですよ。野宿旅してると食べ物のありがたみが文字通り身に染みます。手を合わせ、生命を頂きます(-人-)

時に、少しゆっくりしてたら、納沙布岬でお会いしたチャリダーの彼と再会。しばらく店の前で旅のお話してたら、同じく昨日お会いしたバイクの方も(^^)。移動方向が同じだから、こうして一緒になる事ってあるんですよね。

クロスバイクの彼はR44をまっすぐ次の道の駅へ。私は、せっかく晴れてるのだからと、遠回りだけど霧多布岬へ行く事に。もし会えたら、また次の道の駅あたりで会おう!と腕を上げて別れました。



9:34 姉別付近にて。そうそう、さっきのセコマで霧多布岬に行くにはどう行くのがいいかお店の方に教えてもらったんです。

最初はナビで調べたルートを行くつもりだったんだけど、そこは砂利道だそうで、それならR44を姉別まで進んでから左折すると舗装路で安全に行けるよって。

お姉さんのおかげで、安全快適に走れました!(^^)/





10:27 ここは後静。姉別から南に走って一山越えたところ。ここからはずっと海沿いを走って行きます。天気がいいと本当気持ちいいねー!


10:47 浜中町 暮帰別東に入りました〜。そう言えば、この辺りはモンキーパンチの故郷だそうで、セコマに入ったらルパン三世グッズが置いてありました。ご当地ルパン三世ってなんか不思議な響きなのだわ(^^;


ほわぁ。天気も良くて、なんかもう景色眺めてるだけで癒されますねぇ(^^)


さあ、霧多布大橋を渡るよ。ここを渡れば霧多布の半島部へ突入だ!お天気が崩れる前に岬に着きたいし、しばらく撮影は控えて走りま〜す。

ひたすら走ること、約30分。


11:24 霧多布岬の駐車場に到着しましたーーっ!

元の予定では、この近くの無料キャンプ場に泊まるつもりだったんですが、すっかり予定が狂ってしまいました(汗)。でも、こうして来れた事が嬉しい(^^)

それに、霧多布岬って文字通り霧が多い場所なんだそうですが、今日は昨日までの分を取り戻すかのようにカラッと晴れてすんごくラッキー!悪い事があれば良い事もあるもんですねぇ。


ところで、ここは霧多布岬の駐車場です。奥の方に灯台も見えるし、もうちょっと先があるみたい。時間的には厳しいけど、せっかくここまで来たんだし、歩いて先まで行ってみましょう!


湯沸岬灯台(とうぶつみさきとうだい)へ向かう入口のところに何やらこんなものが。恋する灯台なんだとか。間に灯台の灯りを入れて撮影するといいんだろうな〜。

時に、霧多布岬(きりたっぷみさき)と呼ばれてるここは正確には湯沸岬(とうぶつみさき)なんだそうです。最初、場所を間違えたのかと思って焦ったのは内緒(^^;

では、ここから霧多布岬の先端までの写真をどうぞ〜〜。



























もう、言葉じゃ表現しきれません(^^)

灯台までは3分くらい、岬の先端までは更に10分くらいかかりますが、ここは体力的に元気なら絶対に先端まで行って欲しいです。最高の眺めでした!


12:58 霧多布岬を存分に堪能したので、次の道の駅を目指して進みます。

R44に戻るのも味気ないので、海岸線に近い 123号線を通って厚岸湖の南側から回り込む山ルートを選びましたが、木々の間を真っ直ぐに走ってくのがたまらなく気持ちい〜(^o^)


13:20 藻散布(もちりっぷ)にて。ここを少し進んだ先にある藻散布沼は、『思い出のマーニー』の舞台なんだとか。


13:22 散布漁港の看板が見えたので記念撮影。この水路が藻散布沼から太平洋に繋がってるのだなぁと思うと、なんだか感慨深いですね。


13:41 厚岸町(あっけしまち)に入りました。い〜い眺めです。


霧多布岬から厚岸大橋までの大体中間地点。ここまで1時間くらい走ったから、まだ道の駅までは結構あるなぁ・・と言うか、もうひと山越えなきゃいけないんですね。

ここからまたひたすらに走ります(;^^)/


14:34 あれから一時間弱、厚岸の山を登ってようやく降りて来れましたぁ。坂自体は大したこと無かったのだけど、山だけあって蚊とかめちゃくちゃ多くて大変(>_<)

ちょっとでも止まろうもんなら一斉に襲ってくるし、スピード上げて逃げても20km/hくらいじゃ平気でついてくる(T-T)。一気に加速して振り切ったと思ったら、足にくっついてたり、走った先でまた別の虫が集まって来たりでもう気が狂うかと(泣)

虫除けスプレーとかガリガリしててもこれなんですよ。一応長袖長ズボン状態ではあったのだけど、メッシュで薄いやつだからその隙間から刺してくる刺してくる(T-T)

公園でもゆっくり休んでらんなくて、とにかく手で足で虫を払いつつ必死に走ってたのでした。

北海道には 1mm〜2mmくらいの小さくてタチの悪い蚊もいるそうで、防御策は万全にされる事を身をもっておすすめしますです(T-T)


15:04 ようやく厚岸大橋まで来ましたーっ!何が嬉しいって、この辺りまで来れば虫が寄って来ないのが嬉しい!


厚岸大橋からの眺め。絶景かな、絶景かな(^^)


車道を走らずにのんびり押し歩きしながら撮影。うみねこがたくさん飛んでました。


15:19 橋を渡ったら間も無く、道の駅 厚岸グルメパークに到着!

さすがにこの時間ではクロスバイクの彼は先に行っちゃったようですが、お腹も空いてきたし、休憩がてら遅い昼食を摂ることにしました。

ここの道の駅は、2F に無料の充電スペースがあり、Wi-Fi も自由に使えるなど旅人にとってはありがたい環境。牡蠣が名産で1F でも蒸し牡蠣を食べられるし、2F には本格的なお店が三軒もあるなど、これでテント張れたら最高なんですけどねぇ(^^;

入ったのは、ちょっとお洒落な感じの oyster bar。窓際の席ではコンセントが自由に使えるので、ゆっくり食事しながら GPS やらライトやらモバイルバッテリーやらを充電させてもらいました。


実は、あまり牡蠣は得意ではないので、焼きなら大丈夫だろうと牡蠣のステーキを頂いたのですが、こぉれが臭みもなくただただ美味しい!(^Q^)

牡蠣が苦手な私でも食べれたのだから、やはり物がいいと違いますね〜。良い体験でした!


デザートには、コーヒーとニューヨークチーズケーキも頂いてのんびりまったり。

本当、このままここに滞在したかったくらいですが、もう一山越えれば釧路なので、後ろ髪を引かれつつも17:00頃に出発しました。


17:19 厚岸の門静付近にて。進行方向である西の空は刻々と日が沈んできています。


でもまだ振り返ればこの通りの青空。とにかく先を急ぎましょ!


17:53 尾幌付近にて。ヤバいヤバい、日が沈んで行く(汗)


18:18 苫多村付近の山道の途中。空に月の輝きも見え始めました。山で日が沈むのは怖い。


18:45 別保付近。よっしゃ!何とか日没ギリギリで山を越えられるー!助かったー!!


18:51 あっという間に暗くなってきます。


19:06 釧路町別保原野付近まで来た時には、もう外は真っ暗。月明かりが頼りです。


19:27 釧路に到着!ずっと暗い道をライトを頼りに走ってきたから、街灯の灯りに、街の灯りにホッと安心しました。人が創り出した光の暖かさ、優しさで涙が出そう。

人口の光はあたたかくないとか、心が無いとか言う人もいるけど違うよね。暗い夜を明るくしようと、人々を幸せにしようと努力して来た先人達の思いがこもってる光なんだよ。

・・それはそうと、釧路って予想以上に大きな街でびっくり。

もしや・・と思って調べてみたら、あるじゃないですか、ネットカフェが!予定では、お風呂入ってから 15km走って道の駅に行くつもりだったけど、ネカフェあるなら話は別。迷わずネカフェにコースチェンジ!屋根のある建物の中で眠れるなんて、しかもそそくさと朝早くに立ち去らなくていいし、充電もし放題!ここは天国ですか!?(^o^)

かくして、思わぬ展開で、ゆっくり休める夜にありつけたのでした!ヒャッホー!

(なお、例によって漫画読みふけってしまい、寝るのが遅くなった事は言うまでもない(^^;)

[本日の走行データ]